Re: 急傾斜地工事の違法公金支出問題 |
投稿者: 名無しさん 投稿日時: 2009/6/30 16:08:35 急傾斜地工事の住民監査:監査委員、請求退ける 一部で不当な補償指摘 /和歌山 急傾斜地法に基づく危険区域指定をせず県単独で崩壊防止工事をしたのは違法・不当と、市民オンブズマンわかやまのメンバーが請求した住民監査を、県監査委員は29日、棄却・却下した。一方、08年度の工事で県の方針に反した補償をしていたとして、3万6720円に関し適切な措置をとるよう仁坂吉伸知事に勧告した。 監査委員は「工事が違法・不当との疑念を県民に抱かせ遺憾」とする意見を盛り込んだ。また工事場所の選定について、「客観的基準による優先順位の設定など公平性の確保に一層努めるよう」求めた。 監査結果によると、オンブズマン側は04〜08年度の工事費約10億円を知事らが県に返還するよう請求していたが、04〜07年度は請求期限を過ぎているとして却下し、08年度について、県の独自工事は、同法などには抵触しないとして棄却した。県単工事を「同法に基づく」としていた事業評価に関する公文書の存在が発覚したが、県砂防課は「誤った表記をしていた」と訂正した。ただ、斜面工事の際に家の軒先を切り取り、県土整備部の方針に反して補償した08年度の事案1件は「妥当性を欠く」と指摘した。 同課は「勧告について検討し、できるだけ早く対応する。事業評価については、勘違いされる表現をしたり事実と違う記入をしたりし、反省している」とした。 同オンブズは「急傾斜地法に抵触する工事であることは明らかで、到底認めることができない。事業評価の記載を数年分も誤ることも常識で考えられない」と批判した。 毎日新聞 2009年6月30日 地方版 http://mainichi.jp/area/wakayama/archive/news/2009/06/30/20090630ddlk30040482000c.html |