戦国紀州のキリシタン大名 |
投稿者: イースター 投稿日時: 2023/4/9 12:54:56 畠山高政(1527〜1576) 永禄年間、和泉久米田の戦いで三好長慶の弟の実休を撃破 知る人ぞ知る、日本初の鉄砲戦で敵将を討ち取った大将である(撃ったのは配下の根来衆) 墓は観心寺にあり「一空」の法名より禅宗への帰依が窺えるが、最晩年はイエズス会のバテレンより天主教の洗礼を受け、デウスを信仰したと伝わる(この特徴は豊後の大友宗麟に近似) 福音書に親しみ、キリストの復活祭を祝す…、そんな国守が在命していた秘話がこの和歌山にはあった さらに、その一空高政の没年に生まれた武将浅野幸長が約30年後、紀伊の太守として現れ、雑賀荘に「若山教会」を建てたほど、彼も一度は熱心な切支丹だった。まるで高政公に導かれたかのような奇遇である されど爾来、耶蘇基督の教えは固く禁令に その後の紀州藩侯(初代徳川頼宣は島原の乱でキリシタン討伐の幕軍に参加・・)に於いては、およそ考えられなかった過去に変わる 歴史は深い。。。 |