Re: 皇国弥栄 |
投稿者: 名無しさん 投稿日時: 2025/1/26 9:30:28 高積神社の10月秋例祭では三葉葵紋入りの年季の入った神輿が旅所へ渡御する これは元は紀州東照宮三大みこしの一つ「摩多羅神」(阿弥陀仏の守護神)神輿で、神仏習合の江戸時代まで和歌浦地区で使用されてたが、明治の神仏分離令により当社に譲られたもの。(地元の和佐村が紀州徳川家の直領だった縁が考えられる) もう一つ「山王権現」神輿は、東照宮近くの矢宮神社に譲渡。東照大権現神君家康という信仰は、いわゆる山王一実神道の本地垂迹説であり、仏教でいえば天台密教思想(摩多羅神は台密の奥義とされる)。それは徳川家康の護持僧だった天海僧正の指導による宗教形態であった これらは元を糺せば朝廷、天皇家(平安京)を守護する比叡山延暦寺の思想だったものを後世、江戸城将軍家と東叡山寛永寺に擬え創出したもの。それが御三家である和歌山にも影響していた形(→南海総鎮守) 高積和佐地区。こんな片田舎で平安から江戸期の高貴を想起できる遺産は全国的にも稀有であり、実に貴重なものといえる。惜しむらくは市民に全く無知のまま、多くの史実情報が放置される点だ 「これ、誰も言わないなぁ。勿体ない。。」 和歌山県では、いつものことだが… |