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5番の記事
Re: 「和ネット評論」スーツが似合う仁坂知事と作業着が似合う東国原知事の相違点

投稿者: 和ネット 投稿日時: 2007/2/4 22:15:59

和歌山、宮崎、福島とも知事が絡む官製談合事件による知事逮捕を経て、新たな知事が誕生した。本県は仁坂吉伸知事が就任してから約1か月半。この間、中央紙の仁坂評は、「仕事の虫」「意思決定にスピード感」「職員も感心している」などと、好意的な扱いだった。
特に新年度一般会計などの予算編成作業には、休日も休まず、深夜まで納得いくまで仕事をする猛烈人間ぶりだと、その横顔を紹介している。だが、仁坂知事の誕生後、宮崎県知事に就任した東国原英夫(東そのまんま)知事。2人の知事の地方自治に賭ける政治姿勢は、大きく異なるようだ。スーツの似合う官僚知事の仁坂氏。鳥インフルエンザ禍の現地に駆けつけたタレント出身の東国原氏のよく似合う作業着姿。仁坂知事も県内で鳥インフルエンザが発生すれば、作業着で現場に駆けつけるだろうし、よく似合うかもしれない。しかし、仁坂知事は、桐蔭高、東京大経済学部卒後、経済産業省官僚のエリートコースをひた走り、ブルネイ国大使を経たが、東国原知事は、以前、少女との淫行事件を引き起こした。この事件の反省をばねに早稲田大二部で勉学し直し、半生を郷土宮崎県に捧げようと、地方自治を学び、知事選に出て、無党派の圧倒的な支援を得て、自民、公明両党推薦の元経済産業省課長持永哲志氏を見事破った。単にスーツと作業着論議ではなく、仁坂知事と東国原知事は、この2つのイメージで対比を象徴される気がしてならない。
仁坂知事は当選間もなく、県内最大の労働団体「連合和歌山」や民主党県連の年賀旗開きに招待を受けたが、自民、公明に気兼ねしてか、代理出席でお茶をにごした。自民、公明の年賀祝賀会には、来賓としてあいさつしている。民主、連合とも知事選では独自候補の擁立を模索したが、人材難から自由投票とした。仁坂知事を推薦も支持もしていないが、完全野党とは言いきれない。民主党県連のある幹部は「県民多数の支持を受けた知事らしくない。民主党員も連合組合員もみんな県民だ。自民、公明だけに目を向けるのか」との批判の声も出ている。仁坂知事も出席を自民党県連幹部に打診したが、足止めされたらしい。東国原知事は、副知事に対立候補だった元経済産業省課長の持永氏の起用を申し出ており、持永氏も前向きだと聞く。ライバルを取り込みシコリをなくしたいとの考えだろうが、県民多くの声を汲み取ろうとする柔軟性のある発想ではないか。逆に持永氏が当選しても、官僚にこんな意外性の発想はないだろうし、選挙状況は異なるが、仁坂知事も同じだろう。
 また、仁坂知事は、現在、副知事1人制を県条例改正で2人制を視野に定例2月県議会に提出する予定のようだ。4月から国の方針で出納長制が廃止されるためで、宮崎県でも2人制が論議されたようだが、東国原知事は「副知事1人増やすと年間2千数百万円もかかるので2人制にはしない」と言っている。どちらがよいのか、県民間で論議が必要だと思う。
仁坂知事は、和歌山県出身だが、木村良樹前知事が官製談合に関与した事件が表面化し、知事逮捕されるまでは、郷里に戻って知事になるとは予想もしなかったであろう。木村前知事は、とんだ食わせ者だったが、かつて自治省官僚として和歌山県総務部長に出向し、その後は大阪府筆頭副知事に就くなど地方自治に精通していた。
歴代の知事、故・小野真次知事は県議出身の政治家。故・大橋正雄元知事は、夫人が太地町出身で、故・早川崇自治大臣の盟友関係を縁に、東京で衆議院議員選に破れた後、県出納長に就任し、副知事を経て、激しい知事選を勝ち抜き知事になった。故・仮谷志良元知事、西口勇元知事とも県職員から出納長、副知事を経験して知事の座に上り詰めた。
 先人知事は、それぞれ知事の座をめぐり長年、辛苦をなめ、ライバル争い、人心把握や県内情勢を足で体験しつつ切磋琢磨した。
仁坂知事は、元産業経済官僚でブルネイ国大使にもなったが、郷里での生活は高校生まで。以後、大学から官僚へと生活の本拠は、郷里から離れていた。県内の人脈も桐蔭高校や国会議員や大企業中心の経済界人との交流はあっても、ぶらくり丁で象徴される県内商店街の閑散さしたシャッター通り商店主や零細企業など、県民の痛みをどこまで感じ取ってもらえるのかは、未知数だ。幸い、職務に真摯に取り組む姿勢は、県民にとって心強い限りだが、考えてみれば、地方自治の勉強も人脈づくりも進行中。深夜まで職務に精励するのも、本県を長年お留守にしたための遅れなど、学ぶことが山積していためのペナルティと考えるべきではないか。即戦力は期待するべきではない。誰が知事となってもそうであるように、行政手腕の勤務評定が出るのは4年後としか考えようがない。さらに副知事には、前総務部長の東京大法学部卒の総務省官僚原彰氏を迎えて、知事、副知事体制は、2官僚を揃え県行政に対するデスクワークは、強固そのもの。原副知事も霞ヶ関でもまれた猛烈な仕事ぶりで、県職員も舌を巻く。しかし、県政はプラス応用の世界でもある。「霞ヶ関ごっこ」の場にしてはならない。スーツだけではなく、作業着も似合ってほしい。県内をはいずり回り、県民の声を汲み上げる。そんな知事を県民は期待していると思う。


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