医師探し |
投稿者: 名無しさん 投稿日時: 2007/2/7 6:59:05 医師探しの件は、勤務条件を少し工夫したりした位ではどうにもならないような深刻な問題です。 釣りやダイビングで呼び掛けても、すぐ辞めてしまいますよ。 映画やドラマ等では格好良く書かれていますが、ああいった自己犠牲的精神を持つ医師を希求する地方公共団体は、日本全国に非常に沢山あります。奪い合いですね。また、同じ田舎でも、日置川くらいになってくると、大抵は尻込みしますね。 都会の勤務医に疲れている医師が、田舎の医師にはならないですよ。田舎の医師の労働条件は都会より遥かにハードです。1年365日の間、24時間体制での待機状態が要求されます。(年間数日の休日が有るか無いかという状況) また、一人で多様な患者に対応できるだけの広範な知識と判断力が要求されます。 さらに、医師であれば、定期的なセミナー等、最新医療技術の学習も欠かせませんが、 このような状況下では、行くことすらままなりません。 このようなハードな勤務条件は、消防士などを遥かに上回ります。 過疎地で人口こそ少ないですが、高齢者が多いだけに、病院には常に患者が来ます。 政治は結果責任というのはそのとおりと思いますが、立谷町長の仰る、地方の医療の苦しさには、上記のような問題がはらんでいるという事は理解しておくべきだと思います。 年金システムといい、医療制度といい、競争原理を出しているのは良いのですが、全て中央(東京)の人々のことしか考慮されていません。小泉改革による地方切捨ては、この辺りにくっきりと現れています。 現在の臨床研修制度は、東京にばかり新人医師を集めているそうです。日本全国には、人口10万人ごとに平均211人の医師数がいることになっているそうですが、東京とは人口10万人ごとに278人いるそうです。 和歌山県でも、和歌山市などは、まだそれほど支障はでていないでしょう。 しかし過疎地になればなるほど、その割合以上に人数が減るようです。。 |