Re: 次期参議院選挙の行方は? |
投稿者: 名無しさん 投稿日時: 2010/6/18 3:56:33 【参院選企画「いざ、決戦へ」】(1)自民現職・鶴保庸介 和歌山 2010.6.18 02:19 ■「野党になり戦い方に変化」「“引き算”の選挙に変化」 今月4日、和歌山市にある自民現職の鶴保庸介(43)の後援会事務所に主要メンバーが集まった。2日前に鳩山由紀夫前首相が辞任表明、小沢一郎も民主党幹事長を退いた。「風向きは一変するだろう。しっかり準備するように」。 翌日行われた事務所開きでも、党県連の尾崎要二幹事長が「菅直人首相は前内閣の副総理としての責任を負うべきなのに、平気で新たな政策を打ち出す。そんな図々しい民主党に圧勝したい」と気勢を上げた。 ただ、ある陣営幹部は「野党になった今回は“引き算”しながらの戦いで、従来の支持団体が離れていくのを最小限に食い止めることが課題。投票率が下がれば自民が有利という、昔の感覚を切り替えねば」と気を引き締める。大集会よりも、ミニ集会やあいさつ回りに時間を割く。戦い方も変化してきた。 ◇ 野党になった風当たりは随所にみられる。推薦依頼に応える団体は6年前の「約8割」。長年の支持団体「県農政連盟」も自主投票を決め、連立を組んできた公明党からも返答がない。自民、民主双方に推薦状を出す団体もあり、票を読みづらい。 一方で、「普段のつきあいがほんまに生きてきた」(陣営幹部)と実感する場面も。部落解放同盟県連は「自民党の人権問題調査会で長年人権法案のため運動してくれた」と選挙区で推薦を決めた。県医師連盟も「選挙区は満場一致で鶴保氏を推薦とした」。 別の陣営幹部は「昨年から積極的に地元を回ってきた。ただ、『大丈夫やろ』という安心感にはなんの根拠もない」と緊張感を漂わす。保守王国復権めざし、組織の引き締めを図る。 ◇ 鶴保が強く訴えるのが「規制緩和」。和歌山市内で11日あった公開討論会では「小泉政権の構造改革では、格差が広がってしまった。セーフティーネットを作り、頑張りたい人が頑張れる活力ある社会を築くべき」と主張した。 かつて秘書を務めた小沢一郎に共感した。「一人一人が希望や夢をもちよる社会を大切にするんだ、とよく言っていた」。それは自身の目指す政治と重なる。「その人がなぜ福祉主義的な政策ばかり打ち出したのか。院政などは敷かず、後進を育てる立場であってほしい」とこぼした。 平成10年に旧自由党から立候補、自民現職を破り初当選した。自民に移り2期目は激戦のしこりを越えて党県連の圧倒的な後押しで大勝した。そして3度目の戦い。「自民党を変える世代の中心にならねば」との自負で臨む。(文中敬称略) (産経新聞) http://sankei.jp.msn.com/region/kinki/wakayama/100618/wky1006180222002-n1.htm |