Re: 中国の国防動員法と尖閣諸島問題 |
投稿者: 名無しさん 投稿日時: 2010/9/25 11:33:43 尖閣諸島というのは、日本の領土だが、領有権を台湾と中国が主張している。 主張の根拠は両方とも、尖閣諸島が台湾島に付随しているものだからというのが理由。 だから、日本が台湾を独立国として承認すると中国が領土と主張する根拠が失われる。 しかし、なぜ、中国が尖閣諸島を領土だと主張できるのかというと、それは台湾の中華民国が 中国の一部の反乱政権で、現中国の中華人民共和国は、中華民国の後継と称して、 台湾は領土の一部であり、その台湾に付随しているのが尖閣諸島だから、中国の領土で あると主張しているわけである。 さて、台湾島はどういう位置付けかというと、第二次世界大戦後、日本が台湾島を放棄 したあと、台湾島は所属が未定となっていた。しかし、国共内戦で敗れた、中華民国 国民党の蒋介石が、台湾島を勝手に占拠して中華民国と称して実行支配を行って、 現在に至っている。そのため、中華人民共和国は一つの中国として、台湾は 中華人民共和国の領土だと主張しているのである。そのため、台湾ではこの不法占拠状態を 解消しないと独立国としては認めてもらえないから、中華民国から台湾は独立したとする 独立派が、台湾に生まれたわけである。当然、中華人民共和国は、台湾を領土として 主張できなくなるので、独立派を強く批判している。 それで、尖閣諸島がなぜ、日本領であるかというと、戦前はもちろん日本領だったが、 第二次世界大戦後、台湾を実効支配した蒋介石は大陸に帰ることばかり考えて尖閣諸島は 眼中になく、アメリカに領土だと言えば中華民国領になっていたのかもしれないが、 そういうことも行わないので、沖縄と一緒にアメリカの統治下に入ったわけだ。 沖縄の日本返還間際に、尖閣諸島に豊富な地下資源があると知って、領有権を主張しても 後の祭りで、中華民国(台湾)の領有権主張に便乗して主張したのが中華人民共和国で あったわけだ。 中華民国(台湾)では、尖閣諸島の扱いは国民党は中華人民共和国とかわらず強硬に領有権を 主張しているが、独立派は、領有権は主張するが、必ずしも日本の領有権を実効支配として 否定せず、柔軟な対応が取れるようである。 |