Re: 今後の和歌山市 |
投稿者: 名無しさん 投稿日時: 2007/9/4 23:43:11 財政再建へ市民負担増 2007年09月04日 下水道使用料・都市計画税率アップなど 財政悪化に苦しむ和歌山市は、下水道使用料の値上げや都市計画税率のアップのほか、重度心身障害児者の医療費助成について年齢制限を設けるなどの条例案を、10日開会の市議会9月定例会に提出する。このままでは「財政再生団体」となる恐れもあり、財政再建に向けて市民にも負担を求める。大橋建一市長は「市民とも一丸となって危機を乗り切りたい」などとしている。市長ら特別職や管理職の給料カット率も引き上げる。 下水道使用料の見直し条例案は、08年1月から、使用料を平均で39.3%上げることを求める。一般家庭の1カ月の平均的な使用量20立方メートルでみると、値上げ率は26.2%。現在の2205円から557円アップし、2782円になる。 重度心身障害児者に対する医療費助成については08年1月から、65歳以上で新たに認定された人については、支給しないよう制限を設ける。都市計画税率の改正条例案は、同年4月から、現行の0.2%を0.3%に引き上げる。 一方、特別職や管理職員の給料改正条例案は、現在10%カットしている市長給料を08年1月〜09年3月の間、20%カットとするほか、副課長以上の管理職472人の給料も、現行の1%カットから5%カットに引き上げるとしている。 市が開発したが、販売不振が続く大規模宅地「スカイタウンつつじが丘」については、売れ残っている450区画約8万4千平方メートルについて、1平方メートルあたりの平均単価を現在の8万3千円余りから3万9600円余りに引き下げ、販売促進を目指すとしている。 6月に成立した地方自治体財政健全化法の新指標の一つ「連結実質赤字比率」が、05年度決算での試算でマイナス24.2%と全国の中核市でワースト1。市は05年度決算で、約176億円の連結赤字を抱える。 試算では、提出する条例案などが通れば、08年度の単年度だけでも約26億円の財政効果が見込まれるという。13年度までに連結赤字を110億円程度まで減らし、連結実質赤字比率もマイナス15%程度にまで引き下げたいとしている。 ただ、市民の負担増について、市議会には「財政再建の必要性は十分理解しているが、簡単には応じられない」などという声もある。 ◇ 市議会は3日、議会運営委員会を開き、9月定例会の日程を、10日から10月1日の22日間とすることを決めた。 (朝日新聞) http://mytown.asahi.com/wakayama/news.php?k_id=31000000709040001 |