Re: 太地の明るい未来を語るスレ |
投稿者: 名無しさん 投稿日時: 2011/2/17 21:38:16 ナミの死について ナミの死(平成23年1月14日午後7時24分)から1カ月がたちました。ビンゴとステラはどうやら名古屋港水族館には来ていないようです。そのほうが賢明に思います。 ナミが死んだとき多くの報道機関がなぜか石の「誤飲」が原因でナミが死んだように報道しました。少なくとも私はそう感じたのです。 名古屋港水族館が平成23年2月1日にHPに掲載した死亡原因は以下のとおりです。 病理組織学的診断 1.真菌性化膿性肺炎 2.第3胃における潰瘍形成(石の誤飲に伴う) 3.心筋線維化・変性(心不全を疑う) 4.全身の循環障害(心不全を疑う) 5.慢性腸炎 コメント:直接的な死因は真菌性化膿性肺炎で、真菌の種の同定については専門家に依頼する。また、第1胃、第2胃および第3胃における多量の石の誤飲は、第3胃における胃潰瘍、脾臓における出血を引き起こし、状態悪化の要因となったと考えられる。さらに、長期間の肺炎や胃における遺物は、心臓にも大きな負担をかけていたと推測する。 ここで私がおかしいなと感じたのは「誤飲」ということです。誤って飲み込むこと、食してはいけないものを知らずに飲んでしまうことを普通「誤飲」と言います。 ナミは総量約80kgの石を「誤飲」したのでしょうか。私は小型鯨類の飼育関係者に聞いてみました。 くじら博物館の自然プールでは、小石やロープ・海藻を食べる飼育鯨類が過去にも何例かあります。遊びなのか、ストレスから来るのか分かっていません。しかし、ある程度胃にたまってくれば、吐きもどします。たまるばかりで吐き戻しが出来ない個体は死亡します。 17kgも異物をため込み死亡したバンドウイルカもいたようです。 ナミも異物飲み込み・吐き戻しを長年に渡って繰り返していたと考えられます。 それがナミの食生活リズムだったと思われます。クーも餌を毎日30〜 50kgも吐きもどすことがありました。ナミが異物をため込むばかりであれば、23年間も長生きしていなかったでしょう。博物館の自然プールでもっとも長生きしたコビレゴンドウも異物嗜好であったということです。 ナミは異物が80kgほどたまっていた時に名古屋に移送された、そのことがナミにダメージを与えたと考えられます。移送がなければ、ナミはナミなりに健康を維持したと思われます。異物80kgと言うと大変な量におもわれますが、体重200kgの正常なイルカでも5〜8kgの異物をため込む場合もあります。体重2500kgのナミであれば、胃内の80kgの異物は異常に多い量ではありません。 移送時のクレーンでの4回にわたる吊り上げ、移送コンテナでの重力加重等で、胃内の異物が遊泳時とは比較にならない負荷をナミに強いたことでしょう。 (博物館の自然プールから台船へ、台船から移送船へ、移送船からトラック?へ、トラックから名古屋港水族館の人口プールへの4回です) 鯨類の移送後、半年前後で搬入個体が死亡すること自体、移送が影響している、移送がうまくいかなかったということになるのではないでしょうか。一般的な考えですが・・。 ナミは売られることなく博物館の自然プールでいれば、もっと長生きしたことは誰の目にも明らかなことだと思います。 http://park.geocities.yahoo.co.jp/gl/mikumanoseikeijuku/view/20110217/1297939526 |