Re: 観光客を増やすには何をすれば何を増やせば.. |
投稿者: 名無しさん 投稿日時: 2011/3/9 13:47:20 関西は観光が柱に 日銀大阪支店・早川英男支店長が講演 新宮商工会議所 日本銀行理事大阪支店長の早川英男氏(56)は4日、新宮商工会議所(瀬古伸廣会頭)主催の経済講演会に招かれ、最近の金融経済情勢について語った。会場の新宮信用金庫本店には約140人が詰めかけた。 早川氏は世界経済の大きな流れを解説し、関西の今後を「発展するアジアとのリンクが大きいが、問題は都市部での急激な高齢化」と指摘し、「雇用を増やすには観光産業が柱になる」と話した。 日本はこれまで付加価値を付けて物を売るハイエンド戦略をとってきたが、2008年のリーマンショックなどでマーケット構造が変化した。戦略のターゲットだったヨーロッパなど先進国が停滞し、中国など新興国が成長の主役となった。早川氏は「リーマンショック後、金融緩和を行ったのは先進国だが、効いたのは新興国」と述べ、「今後は新興国の成長に支えられ、しばらくは不安定。バンピー(でこぼこ)な状況である」と解説した。 関西については「地盤沈下が長く続いていた。しかし、最近は悲観していない」と話した。環境エネルギー分野の主力となる電池産業が集まっている魅力的な地域だが、この産業では雇用が見込めないとの見方を示し、「高度経済成長期、関西経済は大きかった。集団就職で人が集まったが、以後、東京のように人の流入が少ない。2010年から15年にかけて団塊の世代が60歳を超え、急激な高齢化を迎える」と問題点を指摘した。 明るさが見えるのは観光分野で、外国人の訪問率の調査では韓国、台湾、中国などアジアの訪問客が東京の次に大阪を訪れている数字を上げた。「欧米人は歴史・文化が好き、熊野古道は欧米人向き。アジア系はこまごました買い物などや温泉を好む」と語り、この2つがそろう熊野地方にとって示唆に富む講演となった。 http://kumanoshimbun.com/news/2011_03/20110309_02.htm |