Re: がんばれ民主党! |
投稿者: 名無しさん 投稿日時: 2011/3/20 23:52:21 2011年03月20日 23:40「岩手日報」 福島原発2号機の電力復活 仮設電源で海水注入 「東日本大震災に伴う福島第1原発の事故で、東京電力は20日、外部電源から送電線を引き込み、2号機の電力を復活させた。機器を点検した上で施設の制御機能を回復し、原子炉や使用済み燃料プールの冷却を本格化させる。電力が失われた同原発で外部電源を確保したのは初めて。 2号機は、外部電源とは別に、仮設電源を使ってポンプを動かし始め、燃料プールに約40トンの海水を注入した。非常用電源が働いている5、6号機は安定して冷却されている。深刻な危機に見舞われた福島第1で、安全回復に向けた動きが出始めた。 北沢俊美防衛相は20日夜記者会見し、自衛隊ヘリコプターによる温度計測で、1〜6号機の使用済み燃料プール上部の温度がいずれも100度未満だったと発表。「国民の皆さんに安心していただける数字だ」と述べた。 政府の対策本部は、損傷が激しい3号機への放水を続け、4号機にも初めて放水。緊張した作業が続いた。枝野幸男官房長官は20日午後の記者会見で「改善するプロセスには紆余曲折がある」と、慎重な姿勢を示した。 3号機では20日午前、炉内の温度が三百数十度に上がり、圧力が上昇した。原子炉を冷やす海水の注水量を増やし、蒸気が増えたためとみられる。東電は放射性物質を含む蒸気を外に逃がす操作を検討したが、その後、圧力が下がったため中止した。 東電によると、外部からの電力が届いたのは2号機にある受電設備。今後は(1)中央制御室の照明(2)原子炉の温度や圧力、放射線量などの測定装置(3)原子炉の冷却機能(4)燃料プールの冷却機能―の順に復旧を目指す。 受電設備が共通の1号機でも機器の点検後、通電作業を実施。5、6号機でも外部送電線との接続を急いだ。3、4号機はケーブルを設置しようとした場所の放射線量が高く、時間がかかっているという。 温度の上昇が懸念される4号機の燃料プールには、自衛隊の消防車両が2回放水。同日夜には、東京消防庁と大阪市消防局も3号機に向けて2回目の連続放水を実施した。 19日午後から行われた1回目の連続放水は、20日未明まで13時間以上に及んだ。17日に始まった3号機への総放水量は2600トンを超え、プールの容量1400トンを上回ったが、プールに入った水量ははっきりしない。 原発敷地内の放射線量も低下傾向。2号機の北西0・5キロの事務本館周辺で、19日午後2時の毎時3443マイクロシーベルトから、20日午後4時半に同2830マイクロシーベルトとなった。」 予断は許さないが、少し光が見えてきたか。 |