Re: 2011年新宮市会議員選挙 |
投稿者: 名無しさん 投稿日時: 2011/4/22 9:11:46 文化施設建設是か非か 新宮市定17候20 現職17人、新人3人の少数激戦になった新宮市議選(定数17)。市が総額40億円をかけてつくろうとしている文化複合施設の建設問題が大きな争点に浮上している。 施設は、統廃合される丹鶴小学校と隣りの市民会館を取り壊し、文化ホールと図書館、熊野学センターを整備する計画。その背景には、ここ数年、急激に空き店舗が増えている駅前本通り、丹鶴町、仲之町の各商店街の存在がある。施設に大型バスなどの駐車場を設けて熊野速玉大社を訪れる観光客を呼び込み、近くの商店街ににぎわいを取り戻す狙いだ。 今年度当初予算には建設費2億5441万円を計上し、2014年度完成を目指すが、候補者からは「典型的なハコモノ行政」「身の丈にあった計画にすべき」といった批判が相次ぐ。特に博物館機能を持つ熊野学センターには「こんなもので人は呼べない」と厳しい。 仲之町商店街の商店主は「施設建設よりも建て替えが必要な市役所をもってきてほしい。活性化には、それしかない」と断言する。 一方、5年半前に合併した旧熊野川町では、選挙カーを見る頻度が前回選より大幅に減ったという。定数2減となり、旧町出身の現職2人のうち1人が引退したからだ。旧町民は「合併のメリットを実感できない」と嘆く。 中心市街地の空洞化と、急激に進む過疎化。市が抱える二つの課題に各候補者はどう対処するしようとしているのか。有権者の関心はそこにある。 (芝篤司) (2011年4月22日 読売新聞) http://www.yomiuri.co.jp/e-japan/wakayama/news/20110422-OYT8T00026.htm |