Re:和歌山市長、県議補選、市議補選のトリプル選挙の可能性も 玉突き立候補の余波 |
投稿者: 和ネット 投稿日時: 2006/4/27 17:34:12 七月二十三日告示、同三十日投票の和歌山市長選−。同市長選に前・現県議二人が立候補する見通しが強いため、県議補選も同時に行われ、市議が職を辞して補選に挑む「玉突き立候補」で、市長、県議補選、市議補選の「トリプル選挙」となる可能性が強まった。 公職選挙法によると、県議補選は選挙区で二人の欠員が生じた場合、五十日以内(議長が辞職届けを受理し選管に通知してから)に補欠選を実施する。和歌山市長選と同時に県議補欠選が行われるタイムリミットは、投票日から逆算すれば、六月十日以降となる。現在、宇治田栄蔵氏が市長選を目指して県議を辞めているので、残る「うわさの候補」山下大輔県議の動きが注目される。山下氏が六月十日以前に県議を辞職すれば、「五十日以内」を超えるので、市長選とのダブル選はなく、市民は、県議補選に引き続き和歌山市長選と二回も選挙を強いられる。山下県議が出馬声明を遅らせているのは、二度の選挙を選挙民に強いることの反発を心配しているのでは−との憶測もある。一方、県議補選へは現在、藤本真利子、片桐章浩両市議が出馬の意向だ。これに市長選に挑む旅田卓宗市議とで市議は三人欠員となり、市長、県議補選、市議補選という珍しい「トリプル選挙」となりそうだ。県選管では「県内でのトリプル選挙は記憶にない」としている。 市長選では、宇治田氏が早々と出馬声明をしながら県議辞職の時期を引き延ばしたことから「報酬稼ぎ」として批判の声が出たが、県議欠員二人目となる山下氏は、早々と辞職すれば、「二度の選挙を市民に強いた」と批判されかねない。このためか、山下県議のスタートは遅れ気味。ある選挙通は「出馬声明を早くしても、市民に迷惑をかけるからとの理由で県議辞職を引き伸ばしてもよいのでは。報酬を選挙直近までもらい続けられる立場はラッキーや」。 |