Re: 和歌山の景気動向えらい事に |
投稿者: 名無しさん 投稿日時: 2011/8/26 21:37:26 暗黒の9月 倒産は30%増 失業率は10% 株価7000円割れ <日本列島は2度目の激震> 超円高に歯止めがきかなくなっている。先週末には1ドル=75円95銭の史上最高値をつけ、週明けも一進一退の攻防が続いている。輸出企業の経営者は「厳しいというレベルを超えている」と悲鳴を上げ、三井住友銀行チーフストラテジストの宇野大介氏は「秋には1ドル=70円を突破し65〜70円のレンジに移る」と指摘する。こうなったら日本経済はバンザイだ。 東京商工リサーチ取締役情報本部長の友田信男氏の見立てはこうだ。 「5月、6月、7月と3カ月連続で倒産件数は前年同月比でプラスでした。ただでさえ経営環境が悪化しているところに超円高が重なった。9月以降の倒産件数は20〜30%増を覚悟した方がいいと思います」 トヨタ自動車は1円の円高で340億円の営業利益が吹っ飛ぶ。同じく日産200億円、ホンダ150億円、パナソニック38億円だ。輸出企業は日本脱出を決断するしかなくなり、工場の海外移転が加速することになる。 ヒドイ目に遭うのは下請け、孫請け会社だ。大企業の海外移転の影響で受注が激減し、売上高は減少の一途となる。 「中小企業は08年のリーマン・ショックで限界までコストを削減しました。絞り切った雑巾の状態です。もはや打つ手はありません。何とか倒産を回避できたとしても雇用に手をつけざるを得なくなるでしょう」(友田信男氏=前出) 6月の失業率は4.6%だったが、米国並みに9%を超えてくるのも時間の問題とみられている。雇用悪化は消費低迷に直結する。 「円高の影響で、これまでに増して安い輸入品が日本に入ってきますから価格競争が激化します。でも消費意欲は低いのでモノは売れない。最悪です」(流通関係者) 株式市場の暴落も懸念材料だ。市場では「平均株価がバブル後最安値の6994円を更新する危険性が高まってきた」という声が聞かれだした。 金融機関が保有する株式の損益分岐点は、平均株価8000〜9000円程度。暴落で含み損が拡大すれば、中小企業向け融資は一段と絞り込まれる。これが中小企業にトドメを刺す。 それじゃあ、「どうすりゃいいの?」だが、ハッキリ言って、打つ手なし。第3次補正で中小企業対策を盛り込むというが、政府系金融機関による緊急融資枠を拡大して、“点滴”を打つのが精いっぱいだ。そうやって耐えていても、世界経済が回復しない限り、日本にオハチは回ってこない。生活防衛に徹するしかない。 (日刊ゲンダイ) http://gendai.net/articles/view/syakai/132212 |