Re: 台風12号被害情報、復旧情報 |
投稿者: 名無しさん 投稿日時: 2011/9/5 23:19:45 ★「台風12号」首都圏直撃なら死屍累々の恐怖 非常に大型の台風12号が日本海へ抜けた4日、紀伊半島を中心に大雨の被害が明ら かになり、和歌山県や奈良県など6県で少なくとも死者27人、行方不明者54人の 被害が出た。道路の寸断などで捜索活動が進まず、被害がさらに拡大する可能性は 高い。専門家によると、同規模の台風は条件がそろえばいつでも発生し、首都圏を直撃 した場合、その被害は今回の比ではないという。 8月25日に発生した台風12号は、当初、小笠原諸島の西側から北上を続け、東海 から関東地方にかけて上陸するとみられていた。しかし、9月3日午前10時ごろに上 陸したのはさらに西よりの高知県東部。自転車並みの遅いスピードで、4日午前3時ご ろに日本海に抜けた後も、広範囲で雨を降らせた。この原因について、日本気象協会の 担当者はこう解説する。 「台風12号は、東側に張り出した太平洋高気圧に進路を阻まれ進路を西側にそらし、 さらに大陸から日本海に張り出した高気圧が、北側への進路の邪魔をした。そして、 (スピードの遅さなどの)最大の原因となったのが、日本上空を西から東へ流れる ジェット気流の速度が異常に遅かったこと。台風がこれに乗り切れなかったことから、 時速15キロ程度の超低速での縦断となったのです」 中でも、被害が激しかった紀伊半島上空では、台風が通過した後も、台風に向かう 南西の風と南東の風がぶつかり、上昇気流が強い状態が継続。雨雲がかかり続けた結果、 激しい雨が降り続いた。 こうしたケースは少ないが、前例がないわけではなく、今回、関東地方を直撃しなか ったのも偶然に過ぎないという。 「台風は一般的に、その東側で雨雲が発達することから、例えば大型台風が三浦半島 から神奈川県に上陸するようなことがあれば、関東平野に激しい雨量をもたらすことに なるでしょう。これからは秋雨前線が日本上空に停滞することから、これに台風が重な れば尋常ではない雨量が見込まれます」(前出担当者) 台風12号のような巨大台風が首都圏を直撃し、秋雨も加わるようなことになると最 悪だ。危機管理論が専門の大泉光一・青森中央学院大教授が警鐘を鳴らす。 「都市部では、地下への浸水や河川の氾濫をふせぐ防災計画が進んでいますが、3月 の大震災をみてもわかるように万全ではありません。今回の台風でも、北関東の山沿い では激しい雨に見舞われ、下流の荒川や隅田川、東京湾の水は激しく濁りました。 万一、上流のダムが決壊していれば、紀伊半島以上の被害となっていたでしょう。決し て人ごとと考えないことです」 地震の備えと同時に、巨大台風に対する心構えも肝に銘じておきたい。 ■ソース(夕刊フジ) http://www.zakzak.co.jp/society/domestic/news/20110905/dms1109051110007-n1.htm ※写真 NASAが撮影した巨大台風12号。西日本を中心に日本をすべて覆ってしまう ほどの大きさだ(NASA提供・ロイター) http://www.zakzak.co.jp/society/domestic/images/20110905/dms1109051110007-p1.jpg |