Re: 台風12号被害情報、復旧情報 |
投稿者: 名無しさん 投稿日時: 2011/9/13 14:48:36 台風12号:被災の古座川町立明神診療所、8キロ離れ仮拠点で活動 /和歌山 ◇「重病の患者一日も放っておけない」 台風12号で被災した古座川町山間部の町立明神診療所(森田裕司所長)の医師らが、別の診療所を拠点に診療を続けている。管内には約450人が暮らす。「重病の人を一日でも放っておけない」と、雨がやんだ5日から患者を迎えた。 診療所は、町中心部から約10キロ離れた明神地区にある、「へき地医療の拠点基地」だ。診療所で週3回診察するほか、さらに山間部へ約8キロ離れた町立三尾川診療所に週2回出張している。 台風12号による大雨で、明神診療所は今月4日に水没。レントゲン室や機材も使えなくなった。直後は途方にくれたものの、被害がなかった三尾川診療所を仮拠点にしようと思いついた。 明神から三尾川までも約8キロ離れ、患者の交通手段が課題となる。従来、定期バスの運行が少ないため、森田所長らは町に臨時バスの運行を要請した。現在、両診療所間を1日1往復だけ運行している。特に、車を持たない人にとっては重要な交通手段だ。 車を使える人にとっても、通院は1日がかりの大仕事という。台風災害で自家用車が流された明神の女性(67)は「海南市に住む娘が車で三尾川まで送ってくれた。不便だが、受診し、薬がもらえるだけでもありがたい。不安が解消できる」と話していた。 一方、浸水した家の後片づけに追われたり、電話が不通のため、連絡が取れない患者もいるという。森田所長は「明神診療所の再開のめどが立たないので、この方法で治療を続けることにした。診察に来ない人や連絡がつかない人が気になり、心配だ」と話す。 (毎日新聞) http://mainichi.jp/area/wakayama/archive/news/2011/09/13/20110913ddlk30040474000c.html |