Re: 木村知事の報酬がイチローのように高くて当然か? |
投稿者: 畑中正好 投稿日時: 2006/6/19 11:14:40 木村知事が,野球で言えばイチロー並みの高い給与は当然という意見がありましたが,とんでもありません。例え話であったとしても,スポーツ界における報酬と,県政につかさどる者に対する報酬とを同列に論じるべきではないですよね。 イチローは,自己研鑽を積み築き上げられた卓越の身体能力に対し,野球界の経済状況等が反映されて報酬額が決せられるのに対し,木村知事は,和歌山県民の選挙により県民の長として選ばれた者に対し,県民の納めた税金から長にふさわしい報酬が決せられるというものだからです。 従って,木村知事の県民の長としてふさわしい報酬を決める際には,当然,県財政の財政状況,県民のおかれている経済状況,県職員らの給与状況,他府県の長の報酬状況等が考慮されて,妥当な額が導き出されるものだといえましょう。 それ故に,木村知事の報酬が,県財政の財政状況,県民のおかれている経済状況,県職員らの給与状況,他府県の長の報酬状況等と比較考慮して,県民が納得できない場合は,批判にさらされてもやむを得ないことでしょう。 今回の減額答申も,県職員らの給与状況(減額)から,知事の報酬も同等に減額すべきとしたものです。「現給保障」が甘いし,減額率も甘いと私は批判していますが, 県職員らの給与状況(減額)から判断を導き出した減額答申に何の異論があろうはずもありません。むしろ,県職員の減給措置以外にも,他の状況を考慮して,もっと厳しい減額答申であるべきだったのではないかと批判し,木村知事も改革を旗印にしている以上,答申額以上に,自らにも厳しく報酬額(退職金等含めて)の削減をすべきだと申しあげているのです。 いずれにしても,答申も,私たちも,知事ら特別職の現在の給与(報酬額)が高額であり減額すべきである点では軌を一にするものです。 県民のみなさんはいかが考えますか。 |