Re: 賛成、反対派もよく聞けよ 民草の一揆を勧める |
投稿者: 熊野楠蔭 投稿日時: 2008/1/29 20:20:47 ガソリンの暫定率税廃止論、延長論を改めて説明するまでもない。仮に廃止されれば、国民、われら民(たみ)が享受できる効果は言うまでもない。ただ、残念なのはその思いを組織立って世論・政府、政治家に訴える術がない。延長を叫ぶ自民、公明、各自治体の首長、県議会関係者、各種団体、公共組織などは組織の下、政府与党への延長陳情に東京などで組織立ってその行動経費は自己負担かそれとも税であろうが、道が命、経済の命、財政収入の減少は公共サービスの低下を招き、子供の通学路、開かずの踏切、道路建設の停止、補修修繕の停止、国民生活を直撃する重大な危機につながると報道電波で叫ぶが、民にその反論の術がない。ならば聞く。ガソリン税廃止で通学路がなくなるのか。県内の道路の補修あるいは踏切が開かずのままになるのか。さらに廃止により財政収入の減少は公共サービスのどの部分に現れ、影響するのか。正確に教えてもらいたい。子供の通学路のどの部分に影響が出るのか、道が作れないと災害時の影響で生命が奪われる、県下市町村の通学路の整備がとまり支障が出る。狼少年ではあるまい。今日も子供は安全に通学している。民はその陳腐さは見抜いているが、先に記したように訴え反論する術がない。頼みの野党も反対、反論も確かなものに欠ける。知事よ、県議よ。さらに市町村首長、議員よ。町に出でて漁港の漁師、農家のハウス栽培、さらにそれらの物流に携わる運送業者や、その半分に満たない県民就労者所得の家計に響くガソリン価格、その声を聞け。税に対する反対ではない。いかに税を効率よく使うかを民は望んでいる。戦後半世紀の民は平和ボケ世相にどっぷり首まで漬かり、かつて七十年代若者が安保闘争に走ったその是非はともかく情熱は霧散したと永田町に巣食う官僚いわく、民はいまや蒼茫(そうぼう)と見下す。また、国会議員、地方自治体首長、同議員もまたしかり、われわれ官僚なくして国会答弁もできぬと呟く官僚にわが国は陵辱されたといっても過言ではない。安保闘争世代を団塊の世代と呼ばれる彼らがやがて定年退職を迎え数年で五百万人とも言われるが、果たして満額の退職金、年金をもらえるか。年金つかみ取りで浪費してきた官僚、さらには道路財源もつかみ取り浪費面も出てくるだろうが、民から集めた年金財源の崩壊すら危惧されるが、官が積上げた基金がかれらにつかみ取り浪費され、崩壊するこの現実を前に民は反論すらできないならばムシロ旗を押したて一揆に走るか。重ねて言うが税が軽減されることは現状での地方不況時にどれほど民の助けになるが、税は正確に使ってもらえば民の政府自治体に対する信頼が生まれもするが、官主導のガソリン税延長、キャンペーンその経費もまた税であることは民は知っている。幕末地方藩より起こった維新明治新政府はひとつの大きな遺恨を残したのが官位制度であり、その既得権弊害は先の大戦で学んだ筈だ。今こそ厚生省にみる年金・税の不公平、また暫定率延長は国土交通省の既得権益と化し蜜に群がる政治家の顔が今後民に晒されるであろう。 道路財源が純粋に道路だけに使われず財源つかみ取りの無駄をどこまで野党が引き出せるのか見物ではある。税賛否を唱える政治家よ、自治体議員よ。かつて地方交付税の打ち切り時、確かに五兆円だったか、その議論は尽くされたのか。ガソリン税・暫定税率廃止論議とともに今一度、この問題とともに民を振り返り、前に戻せ。(熊野楠蔭) |