Re: 今後の和歌山市 |
投稿者: 名無しさん 投稿日時: 2012/1/22 14:18:13 和歌る?紀になる!:「若竹学級」有料化へ 和歌山市学童保育、7月から月額4000円 /和歌山 ◇一人親、負担減求める声も 利用料無料の和歌山市内の学童保育「若竹学級」を7月から月額4000円(2人目以降半額)に有料化する条例が昨年の市議会12月定例会で可決された。市は「指導員の待遇改善」などを理由に挙げるが、一人親の負担軽減を求める声もあがっている。 ◇サービス拡充、指導員確保が課題 「時間延長や待機児童の解消、指導員の待遇改善など、若竹学級を充実させるため、受益者負担の考えで実施する」。有料化は市の3年越しの懸案だった。09年に一度検討されたが「時期尚早」などの意見があり留保。今年度中に全施設にエアコンを設置し、10年には開設時間を平日午後1〜6時、第2、4土曜日は8時間、長期休暇中は8時間以上に統一。負担を求める環境を整えた。 近隣の市は有料化しおり、利用料(昨年10月現在、県調べ)は▽海南市5000円▽有田市6000円▽岩出市8800円−−だ。 もともと、若竹学級は母子寡婦福祉連合会の要望で1972年に設置された。同連合会によると、当初は母子家庭のみだったが、98年からの国の事業への移行に伴い共働き家庭も受け入れたという。 仕事を抱える母子家庭にとって、今もその恩恵は大きい。小学1年生の息子を預けるシングルマザーの飲食店員の女性(28)は負担増に「必要なら仕方ないがきつい」と困惑する。同連合会の代表者も「若竹学級は母子家庭のために全国に先駆けた取り組みだった。一人親家庭は無料にしてほしい」と訴える。 ほかの利用者からも「利用者の声を聞くべき」「『少子化対策』と言っているのに、有料化は納得できない」と疑問の声が聞かれる。だが、反応は一様ではない。「仕方ない」など不満を示しながらも容認する人や「本当に必要な人だけ残り、待機児童が減るかもしれない」と期待する人もいた。背景には、定員を上回ると預かってもらえない新3年生を抱え悩む母親、休憩もなく児童の世話をする指導員の姿がある。 当初の設置目的からも一人親家庭には踏み込んだ減免措置が望ましいが、有料化に見合うサービスの充実、そのための指導員の確保も求められている。 ============== ◆メモ ◇若竹学級 和歌山市の50の小学校にあり、同市は全53校での設置を目指す。空き教室やプレハブを使い、1981人(昨年5月末)が利用。共働き家庭が79%、一人親家庭は21%。定員は各校40〜80人で、一人親家庭や低学年を優先し、待機児童は73人(同)。有料化で月額1000〜2000円程度のおやつ代に利用料が上乗せされる。 (毎日新聞) http://mainichi.jp/area/wakayama/archive/news/2012/01/22/20120122ddlk30010243000c.html |