Re: 御坊に産廃施設いりますか? |
投稿者: 名無しさん 投稿日時: 2012/1/29 16:50:39 産廃施設は、民間企業が運営します。 行政にも監督権はありますが、稼働をしてしまうと後戻りすることはできません。 産業廃棄物は、一般の家庭ごみとは違います。 たとえばガラス製品の受け入れをすると、薬品が付着する可能性があります。 業者は、事前に洗浄すると説明するでしょうが、実際チェックができるのか、というと難しいと思います。 医薬品の中には劇薬もあります。 有毒物が付着していてもそのまま埋められてしまう可能性がある。それが一般ゴミと違い、産業廃棄物の怖いところです。 また、電気製品には、鉛など身体に有害な物質が含まれており、産業廃棄物となれば、家電とは異なり、大きな物もありますから、そのような物が持ち込まれる可能性があります。 そして、御坊に作られる産廃施設は、管理型処分場というもので、県内に初めて作られる施設です。 処分場には安定型、管理型、隔離型という3種類がありますが、隔離型が最も危険性が高い廃棄物を扱います。 安定型と管理型の違いですが、持ちこめる物品の種類が多いということです。 持ちこめる品の種類が多いということは、安定型に比べて、種々雑多なものが入ってくるということになるので、環境に対する悪影響も大きなものになる可能性が高いということです。 東日本の震災を受けて放射能の問題がクローズアップされていますが、ある意味、産廃に含まれるであろう有害物質の方が、身体への影響は明確ともいえます。 問題は人為的に持ちこまれる物にどれくらいの有害物質が含まれるのか、誰にもわからないということです。 有毒ガスの発生の問題もあります。処理の過程でガスが発生しますが、これは必ず大気中に排出されることになります。 離れていれば大丈夫というわけにはいかないのです。 農作物や漁業の風評被害という問題も起こりえます。 出荷停止となる農作物が出たときには南塩屋産ではなく、和歌山県産ないし和歌山県御坊市産と言う形でマスコミ発表がされます。 被害を受けるのは、近隣住民だけではないのです。 多数の市民は他人事と思っているかもしれませんが、他人事で済む話ではありません。 単なる利権話でもないということに気づかなければなりません。 |