Re: 御坊に産廃施設いりますか? |
投稿者: 名無しさん 投稿日時: 2012/3/28 23:42:50 朝日新聞の記事 http://mytown.asahi.com/wakayama/news.php?k_id=31000001203280003 ◎和歌山市北部の産廃処分場計画はいま(下) 和歌山市滝畑地区で県内最大規模の産廃最終処分場を計画している市内の産廃処理業者「フォーシーズン・ファクトリー」(西村和能(かずよし)社長)は、5品目のごみを埋め立てると住民側に説明している。 5品目は(1)廃プラスチック類(2)ゴムくず(3)金属くず(4)ガラスくず、コンクリートくず、陶磁器くず(5)がれき類。国の基準では地中で化学的に変質しないとされ、廃棄する最終処分場は「安定型」に分類される。有害な汚泥や重金属を想定した処分場よりも汚染対策などの規制が緩い。 安定型の安全性をめぐっては、日本弁護士連合会(日弁連)が2007年、新設を許可しないよう求める意見書を国などに提出した。「酸性雨などにさらされると、決して化学的に安定していない」「分別を貫徹しえない」と訴えた。10年には安定型の分類を無くすよう決議している。 環境省によると、産廃の最終処分場は08年度末現在、全国に2199カ所。このうち安定型は1326カ所ある。 08年には、建設を差し止めた二つの東京高裁判決が確定。茨城県内の計画は「水道水の水源地保全」を理由に挙げ、千葉県内の計画は「地下水の汚染のおそれ」が指摘された。 業者側は住民側に「安定型なので有害物質は出ない」と説明している。しかし、住民側の反対や不安の声を受け、搬入する全車両の積み荷を広げて目視する展開検査を実施することや、安定型には義務づけられていない遮水シートを設ける方針を伝えた。 計画を縮小して予定地内にある市所有の農業用ため池の埋め立ては避けたが、下流の水路上に調整池や水処理施設をつくることになっている。市は「水路の形状変更や処理水の流入には、水利権者の同意が必要」としている。 また、予定地の下流にある滝畑地区の上水道の取水口について業者側は、処分場の影響のない川筋の上流に移設する方針を示したが、市水道局は「年間を通した調査が必要」としている。 正式な設置許可申請までには、業者側に生活環境影響調査の実施や事業計画書の提出、市紛争予防条例に基づく関係住民への説明会開催が課せられている。市産業廃棄物課によると、申請の見通しはまだ立っていないが、大橋建一市長は、住民に「法令にのっとって判断する。住民の安全を脅かす計画は許可できない」と表明している。 |