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25 | Re: 大震災の和歌山への影響---首都圏(東京)から西日本へのシフトなど |
ゲスト |
名無しさん 2011/4/21 13:17
[返信] [編集] この期に及んで減反を強行する愚。背景にはTPP強制参加の目論見か 政府はあえて食糧危機を招くつもりか? 大震災の影響で東北3県の米作りにも多大な影響が出てくると予測されている。ここに昨夏のような超猛暑でも襲ってくれば、一気に食糧危機が懸念される。 こうした不安を感じる中、いまネット上で政府の減反政策をいぶかしむ声が高まりを見せている。被災地をフォローするため、できる地域でたくさん米をつくらなければ、価格高騰や1993年のような米パニックすら予想される。 しかし、現実は・・・。2010年以上の減反率&生産数量目標減なのだ。これは地震前に国が決めたものだが、大震災で状況が完全に変わった後もこの計画をごり押ししようとしている。 “23年産米の都道府県別の生産数量目標(22年産米との比較)” http://www.maff.go.jp/j/press/soushoku/jyukyu/pdf/101201-02.pdf 一方、国は経費削減という名のもと昨年秋には小麦の国家備蓄をも止めてしまっている。 “農水省:輸入小麦入札を延期−製粉各社、10月の国家備蓄廃止へ備え” http://www.bloomberg.co.jp/apps/news?pid=90920011&sid=ag6OK6KcuaqA 米も小麦も。著名投資家のジム・ロジャース氏が著書で説いているように穀物価格の急騰と世界的な食糧危機の到来が予測されているわけだが、まるで日本政府自らが率先して自国の食糧危機を画策しているのではないかとさえ疑われる無能ぶりである。 案の定再稼働した経団連・マスコミのTPP参加大合唱 この期に及んでの米生産数量目標減をごり押しする背景には、やはりTPPとの関係を考えないわけにはいかない。意図的に仕組まれた食糧不足→TPPに加盟しなければ穀物はじめ農産物を確保できない、という世論を喚起するわけだ。 重ねていうが、TPPの参加には断固反対する。すでに書いてきたように、日米のGNPが9割以上を占める中にあって日本が参加するメリットは全くないのだが、デメリットは全産業に及ぶ。 “降って湧いた蜜には毒がある 本当に「TPP不参加なら取り残される」のか?” http://www.qualitysaitama.com/?p=9714 農業に関していえば、「安価な輸入農産物が増えるのだから消費者にとっていいのでは?」などという脳天気な戯れ言を言っている場合ではない。一番恐れるべきなのは、遺伝子組み換え作物の流入であろう。まず、安さで国産を駆逐し壊滅させた後は、価格の吊り上げや外国資本による国内農地の買い占めが始まる。ここで、強い除草剤耐性を持つ遺伝子組み換え作物や結実した種子を発芽できなくする“ターミネーター遺伝子”を組み込んだ遺伝子組み換え種子が国内にも広く流通するような事態にでもなれば、日本国民は未来永劫奴隷になってしまう。 “農業関連大手モンサント者の恐怖の収穫(1)” http://www.youtube.com/watch?v=V-ESDpUrKck “農業関連大手モンサント者の恐怖の収穫(2)” http://www.youtube.com/watch?v=f58-ToNpdNo&feature=related この危険性を避けるためには、TPPだけには絶対に参加してはいけない。政府はこうしたリスクなど考えることもなく、ただ米国に隷属して延命を図るためだけにTPP参加を目論んでいるのである。経団連や大マスコミは、ヒラリー国務長官来日前後に再び「復興・経済振興のためにTPP参加を」と強調し始めているのが何よりの証左だろう。 「復興のために」というのは、あまりにもトンチンカンな言い方であり、「米国のために」と言い直すべきだろう。海江田万里経済産業相は「日本が世界の中でしっかりとした地位と役割を果たすためのものと主張してきており、まだ完全にあきらめたという訳ではない」というが、「世界の中で」というのは明らかな誇大表現。TPP参加予定国の中に大国は日米のみで、ほかには豪州が目立つくらいで、あとは全部小国。中国、韓国、インド、ロシア、ブラジル、EUなどは参加を見送っている。このような状況の中で、日本にメリットがあると考えるのは誤りだ。ちなみに、すでに日本農業の平均関税率はEUよりも低い。 “経産相、TPP参加「あきらめていない」 農林水産業の再生強調” http://www.nikkei.com/news/category/article/g=96958A9C9381949EE3EBE2E5918DE3EBE2E6E0E2E3E3E2E2E2E2E2E2;at=DGXZZO0195164008122009000000 “日本経団連 復興のためにも「TPP早期参加を」” http://sankei.jp.msn.com/economy/news/110418/biz11041815490013-n1.htm 東電の広告塔になって原発推進してきた文化人や御用評論家の権威が失墜し、やり玉に挙がる昨今。いま、TPP参加を強く訴えている連中は、日本の経済社会をズタズタに切り刻んだ元凶として近い将来、謝罪行脚を行うことになるだろうが、そうなってからでは取り返しが付かないのだ。 この国の政府が、農業も国民の食も守るつもりがないことだけははっきりしている。最大不幸社会をもたらす「棺桶内閣」は一刻も早く討伐して、真の意味での「復興」を目指さなければならない。 (クオリティ埼玉 ) http://www.qualitysaitama.com/?p=13496 ( |
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