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Re: 10月24日から3日間の日程でイ... 名無しさん 2010/10/23 7:20 |
2 | Re: 10月24日から3日間の日程でインドの首相が来日 |
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名無しさん 2010/10/23 7:20
[返信] [編集] インド:シン首相、東アジア歴訪であす来日 中国けん制狙い「東方外交」 ◇「民主主義で協調」アピール 域内の領土摩擦を懸念 【ニューデリー杉尾直哉】インドのシン首相が24日から26日まで日本を訪問し、その後、ベトナム・ハノイで開かれるASEAN(東南アジア諸国連合)首脳会議や東アジアサミットに出席する。日本やASEAN各国との連携強化は、約20年前から続く「ルック・イースト」外交の一環で、経済的関係を深めながらも国境紛争などで対立する中国へのけん制策でもある。今回の訪日も、日本や東南アジア諸国との摩擦が目立つ中国への対応が大きな焦点となる。 シン首相は訪日後、30日までの日程でマレーシアとベトナムを訪問。ハノイでは、ASEAN各国の首脳らと会談を行う予定だ。インド側には、一連の会談を通じて日本を含むアジア諸国との関係強化を打ち出すことで、中国を間接的にけん制する狙いがありそうだ。 人口約12億人のインドは、20年後には中国を抜いて世界最大の人口になると見込まれている。「世界最大の民主主義国」と呼ばれ、今年の経済成長率予測は8・5%と経済も好調だ。今回の東アジア歴訪は、「民主主義」の価値観を共有する日本や米国などと歩調をあわせることで、中国に対抗していく姿勢を示す機会となる。 インドはラオ首相時代の91年に、経済発展のため、ASEAN諸国や日本などとの関係強化を目指す「ルック・イースト」外交を採用した。マレーシアのマハティール首相が「日本や韓国に学べ」と提唱した政策をインド流に解釈した。当時のラオ政権で財務相だったのがシン首相で、「経済重視の実務派」といわれるシン氏も「ルック・イースト」を継承している。 ニューデリーのシンクタンク「ORF」のケサバン特別研究員(日印関係)は、「我々は、中国に対して関与政策を取り、中国の軟化を促すべきだ。孤立化させれば中国は危険になる」と指摘。そのうえで「対中関係がうまくいかなくなった時への備えも必要で、日印の関係強化は正にこのためだ」と話した。インドは、アジア・太平洋地域ではオーストラリアやインドネシアとも関係を強化しているが、これも中国をにらんだ外交シフトの側面がある。 中国とインドは国境紛争やインドのチベット亡命政府を巡って対立している。一方で、インドにとって中国は最大の貿易相手国であり、衝突は避けたい。また、自国の経済成長のために「アジアの安定・繁栄」を望むインドは、中国と日本、中国と東南アジア諸国との摩擦は穏便に解決してほしいのが本音だ。 菅直人首相との首脳会談では、すでに実質合意した日印経済連携協定(EPA)について、重要性を強調した政治文書に署名する見通し。ただ懸案の日印原子力協定は、日本側が突き付けている「インドが再度核実験をすれば協力停止」との条件を巡り交渉が難航しており、今後の協議に持ち越される予定だ。 (毎日新聞) http://mainichi.jp/select/world/news/20101023ddm007030095000c.html |
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