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30 | Re: 大震災の和歌山への影響---首都圏(東京)から西日本へのシフトなど |
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名無しさん 2011/5/13 19:59
[返信] [編集] 中部電力 浜岡原発停止決定 あまりにも突然で名古屋、静岡は大混乱 経済失速の懸念 大地震の恐怖 9日、中部電力が政府に迫られていた浜岡原発の運転停止を正式決定した。歓迎一色かと思いきや、地元では意外な反応が出ている。 ●トヨタ 復旧に狂い 中部電力管内には、トヨタ自動車をはじめ製造業が集積している。震災による部品不足で、現在トヨタの操業率は5割ほどだが、7月には半導体の調達が可能になり、操業率をアップさせる計画だった。だが夏場は、電力の大口使用者として節電を求められるだけに、計画に狂いが生じた。 「順調なら夏場をきっかけに11月にフル生産に戻すつもりでした。しかし猛暑で節電となれば、遅れが出るでしょう。また原発停止は今年だけでなく来年以降も続くため、常に電力の調達にも気をつけないといけない。“綱渡り状態”が続きます」(トヨタ社員) トヨタの本格生産が遅れれば、部品を供給する数千もの下請け企業の収益回復も遅れる。雇用も落ち込んだまま。中部経済全体への影響は甚大だ。 ●電気料金は値上げ必至 料金の値上げについて、中電の水野明久社長は9日の会見で「現時点では考えていない」と否定した。だが、三菱UFJリサーチ&コンサルティングの内田俊宏氏は「値上げは避けられない」と話す。 「1日7億円の負担増を、全て政府が面倒見るかというと難しい。中電の経費削減策にも限界がある。最終的には料金値上げとなるでしょう。そうなれば、各家庭に“買い控え”が広まります。外出も控えるようになり、レジャーへの影響も大きくなる」 「30年以内にM8の大地震が起きる可能性が87%」が根拠にされたことで、愛知や静岡の観光施設からは「客が逃げる」といった悲鳴も上がっている。原発のある御前崎市では雇用不安の声も出ている。 ●業績悪化の中部電力 中電は原発分を火力で代替すると、発電コストが年間2500億円増える。今期の営業利益予測は1300億円としていたが、一転、赤字となるのは必至だ。 「赤字計上となれば、年60円を維持するとした配当も実現できない。経営陣に対し、株主代表訴訟が起きることもありえます。経営陣は原発停止を決めたものの、イバラの道です」(地元紙経済記者) 菅首相の思いつき決定に、経団連の米倉会長は「思考の過程がまったくのブラックボックス」と批判した。原発の停止自体は正しい判断だし、歓迎する声も多いが、事前に何の根回しもしない突然の決定に、混乱、困惑は広がるばかりだ。 (日刊ゲンダイ) http://gendai.net/articles/view/syakai/130366 |
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