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1 「和ネット評論」副知事2人制を考える
ゲスト

和ネット 2007/1/13 21:34  [返信] [編集] [全文閲覧]

仁坂吉伸知事は12日の記者会見で、副知事2人制を視野にいれていることを明らかにした。東京都は副知事4人、大阪府が3人制を実施しており、2人制を採用する県も多いことと、国の方針で出納長制度が廃止されるため、行政需要の増大などに応じ、副知事の増員が必要な場合もあると考えたようだ。2人制は近々の議会で提案される見通しだ。当面、16、17日の臨時県議会で空席の副知事に原邦彰総務部長を副知事に登用する人事案件を提出する。この副知事人事について、県民クを除く自民、公明、共産、新生わかやまなど各会派代表が質問に立つ。知事と副知事が「官官」体制であることの是非、なぜ地元に精通する県庁職員を登用しないのか、2人制の意図など、さまざまな視点から質問が出るものと思われる。特に2人制だが、近畿2府4県では、大阪府3、京都府が3、兵庫県、滋賀、奈良県が各2である。こうした点から、和歌山県も2人制が妥当と考える向きもあろうが、全国的にみて、副知事1人制は、本県を除いても青森、秋田、福島、栃木、群馬、富山、山梨、三重、鳥取、島根、広島、山口、香川、愛媛、高知、佐賀、大分、宮崎の18県に上る。2人制の岩手、千葉、岐阜、静岡、滋賀、奈良、徳島の7県は、県条例で2人制を定めてはいるが、現段階では、副知事を1人しか置いていない。
 仁坂知事は和歌山県出身とはいえ、長年、経済産業省官僚として活躍していたので、視野は中央に。県内情勢を完全に把握していなことと、出納長の廃止で2人制の必要性も考えたのかもしれない。しかし、2人制を官僚とプロパーで分け合えば釣り合いが取れるとする発想があってはならない。出納長制が廃止されても出納室長がいる。水谷聡明前出納長は、出納事務より木村良樹前知事の「天の声」を建設業者に伝言する官製談合を取り仕切る不法職務に専念していた。このようなポストでは、むしろない方がよいし、知事の仕事に支障はあっても支えにはならない。また、「発展途上県」とやゆされる和歌山県は全国的にも財政規模、人口とも弱小県である。本県より地域も広く、人口もずば抜けて多い先進県の多数は、副知事1人制が主流なのだ。
副知事2人でなくとも、現在空席の理事を置いてもよいのではないか。2人制で人件費が膨れ上がる。それより知事給与などの待遇面を減額改善して財政支出を切り詰めの方が先決とも思える。木村良樹前知事の給与は月額129万円。県特別職等報酬審議会(会長岡田栄治弁護士)は昨年5月、マイナス6・38%の改定を知事に答申したが、知事は2年余後の改選期までは現行のまま。改選後から8万円減給して121万円とするよう事実上「現給保障」とする身勝手な給与改定をした。議会も任期中の給与のままで、07年4月の改選後に減給することで歩調を合わせた。議会のチェック機能のあいまいさなのか、本県知事の任期ごとの退職金は4953万6000円で近畿では兵庫県知事(4872万9600円)、大阪府(4176万円)を大きく上回る堂々の高額トップ。木村前知事の失脚から、今期の退職金をもらい損ねた上、知事の給与カットは改選で早まり、仁坂知事の給与は今月20日支給から121万円に下がった。今年1月現在、それでも退職手当額は4743万2000円で、近畿では兵庫県に次ぐ2番目。大阪府の4176万円より567万2000円も多く、京都府の4431万5600円より311万6400円も多い。全国都道府県で9番目の高水準となる。因みに知事給与は全国の45番目で、県勢に準ずるまずまずのレベル。ボーナスも減額後は年額602万3501円だが、やはり他県と比較して高額なのだ。知事予算査定に見せた仁坂知事の不眠不休の努力に敬意を表したいが、知事退職金減らしは、放置されたままなのだ。4月から県民全てに新たな森づくり税が課税される。副知事2人制より知事自身が骨身を削る覚悟が先決だと思える。

2 Re: 「和ネット評論」副知事2人制を考える
ゲスト

本の字 2007/1/13 22:57  [返信] [編集] [全文閲覧]

> 副知事2人制より知事自身が骨身を削る覚悟が先決だと思える。

ほんまですねぇ〜

> 現在空席の理事を置いてもよいのではないか。

確かに。

でも、結局、「予算ありき」同様、「人事ありき」でなくて〜
県政についての方針(戦略)、具体策(戦術)のために、、
どんなポスト、人員が必要か、ってことではないのでしょうか。


3 Re: 「和ネット評論」副知事2人制を考える
ゲスト

名無しさん 2007/1/15 20:32  [返信] [編集] [全文閲覧]

平成19年1月 知事記者会見
http://www.pref.wakayama.lg.jp/chiji/press/index.html
4 Re: 「和ネット評論」副知事2人制を考える
ゲスト

名無しさん 2007/1/16 18:25  [返信] [編集] [全文閲覧]

和歌山県人ではない官僚を副知事に起用するから、地元の県職員を昇格させて第二副知事とする必要があるとの考えに到るのではありませんか。副知事が二年間だけ務める腰掛けなのか。副知事ポストは、そんなに軽いものなのか。仁坂知事はよくよく考えてほしい。
5 Re: 「和ネット評論」スーツが似合う仁坂知事と作業着が似合う東国原知事の相違点
ゲスト

和ネット 2007/2/4 22:15  [返信] [編集] [全文閲覧]

和歌山、宮崎、福島とも知事が絡む官製談合事件による知事逮捕を経て、新たな知事が誕生した。本県は仁坂吉伸知事が就任してから約1か月半。この間、中央紙の仁坂評は、「仕事の虫」「意思決定にスピード感」「職員も感心している」などと、好意的な扱いだった。
特に新年度一般会計などの予算編成作業には、休日も休まず、深夜まで納得いくまで仕事をする猛烈人間ぶりだと、その横顔を紹介している。だが、仁坂知事の誕生後、宮崎県知事に就任した東国原英夫(東そのまんま)知事。2人の知事の地方自治に賭ける政治姿勢は、大きく異なるようだ。スーツの似合う官僚知事の仁坂氏。鳥インフルエンザ禍の現地に駆けつけたタレント出身の東国原氏のよく似合う作業着姿。仁坂知事も県内で鳥インフルエンザが発生すれば、作業着で現場に駆けつけるだろうし、よく似合うかもしれない。しかし、仁坂知事は、桐蔭高、東京大経済学部卒後、経済産業省官僚のエリートコースをひた走り、ブルネイ国大使を経たが、東国原知事は、以前、少女との淫行事件を引き起こした。この事件の反省をばねに早稲田大二部で勉学し直し、半生を郷土宮崎県に捧げようと、地方自治を学び、知事選に出て、無党派の圧倒的な支援を得て、自民、公明両党推薦の元経済産業省課長持永哲志氏を見事破った。単にスーツと作業着論議ではなく、仁坂知事と東国原知事は、この2つのイメージで対比を象徴される気がしてならない。
仁坂知事は当選間もなく、県内最大の労働団体「連合和歌山」や民主党県連の年賀旗開きに招待を受けたが、自民、公明に気兼ねしてか、代理出席でお茶をにごした。自民、公明の年賀祝賀会には、来賓としてあいさつしている。民主、連合とも知事選では独自候補の擁立を模索したが、人材難から自由投票とした。仁坂知事を推薦も支持もしていないが、完全野党とは言いきれない。民主党県連のある幹部は「県民多数の支持を受けた知事らしくない。民主党員も連合組合員もみんな県民だ。自民、公明だけに目を向けるのか」との批判の声も出ている。仁坂知事も出席を自民党県連幹部に打診したが、足止めされたらしい。東国原知事は、副知事に対立候補だった元経済産業省課長の持永氏の起用を申し出ており、持永氏も前向きだと聞く。ライバルを取り込みシコリをなくしたいとの考えだろうが、県民多くの声を汲み取ろうとする柔軟性のある発想ではないか。逆に持永氏が当選しても、官僚にこんな意外性の発想はないだろうし、選挙状況は異なるが、仁坂知事も同じだろう。
 また、仁坂知事は、現在、副知事1人制を県条例改正で2人制を視野に定例2月県議会に提出する予定のようだ。4月から国の方針で出納長制が廃止されるためで、宮崎県でも2人制が論議されたようだが、東国原知事は「副知事1人増やすと年間2千数百万円もかかるので2人制にはしない」と言っている。どちらがよいのか、県民間で論議が必要だと思う。
仁坂知事は、和歌山県出身だが、木村良樹前知事が官製談合に関与した事件が表面化し、知事逮捕されるまでは、郷里に戻って知事になるとは予想もしなかったであろう。木村前知事は、とんだ食わせ者だったが、かつて自治省官僚として和歌山県総務部長に出向し、その後は大阪府筆頭副知事に就くなど地方自治に精通していた。
歴代の知事、故・小野真次知事は県議出身の政治家。故・大橋正雄元知事は、夫人が太地町出身で、故・早川崇自治大臣の盟友関係を縁に、東京で衆議院議員選に破れた後、県出納長に就任し、副知事を経て、激しい知事選を勝ち抜き知事になった。故・仮谷志良元知事、西口勇元知事とも県職員から出納長、副知事を経験して知事の座に上り詰めた。
 先人知事は、それぞれ知事の座をめぐり長年、辛苦をなめ、ライバル争い、人心把握や県内情勢を足で体験しつつ切磋琢磨した。
仁坂知事は、元産業経済官僚でブルネイ国大使にもなったが、郷里での生活は高校生まで。以後、大学から官僚へと生活の本拠は、郷里から離れていた。県内の人脈も桐蔭高校や国会議員や大企業中心の経済界人との交流はあっても、ぶらくり丁で象徴される県内商店街の閑散さしたシャッター通り商店主や零細企業など、県民の痛みをどこまで感じ取ってもらえるのかは、未知数だ。幸い、職務に真摯に取り組む姿勢は、県民にとって心強い限りだが、考えてみれば、地方自治の勉強も人脈づくりも進行中。深夜まで職務に精励するのも、本県を長年お留守にしたための遅れなど、学ぶことが山積していためのペナルティと考えるべきではないか。即戦力は期待するべきではない。誰が知事となってもそうであるように、行政手腕の勤務評定が出るのは4年後としか考えようがない。さらに副知事には、前総務部長の東京大法学部卒の総務省官僚原彰氏を迎えて、知事、副知事体制は、2官僚を揃え.....
6 Re: 「和ネット評論」スーツが似合う仁坂知事と作業着が似合う東国原知事の相違点
ゲスト

名無しさん 2007/2/5 8:51  [返信] [編集] [全文閲覧]

宮崎県知事の東そのまんまのパフォーマンスぶりも気になるなあ。テレビなどマスコミが悪い。選挙中の露出振りは選挙違反ではないのか。木村良樹の改革派気取りの演出に県民もころりとだまされたね。仁坂さんの朴訥さがよいと思うよ。でもね。もうちょっとメリハリがほしいな。
7 Re: 「和ネット評論」スーツが似合う仁坂知事と作業着が似合う東国原知事の相違点
ゲスト

名無しさん 2007/2/12 18:49  [返信] [編集] [全文閲覧]

宮崎県の東国原知事が知事選のライバル候補を副知事に起用するサプライズ人事で、仁坂知事もこうした意外性、柔軟性も参考になるのでは、と、和ネット評論にあったが、結局、東国原知事は、後援者らの反対などで人事がぼしゃったね。東国原知事が事前に人事を漏らしたことや、副知事候補の本人が、宮崎に単身赴任しているので、週2回東京に帰りたいとの条件を出しため折り合わなかったという。ふざけた話しで、東国原知事の根回しのミスも目だったな。そういえば、和歌山県の副知事も単身赴任だったな。
8 Re: 「和ネット評論」仁坂県政の選挙戦略は 県議選を終えて課題残した
ゲスト

和ネット 2007/4/9 11:59  [返信] [編集] [全文閲覧]

今夏行われる与野党対決の参議院選。その前哨戦と位置づけられる今回の統一地方選。8日投開票の県議選で和歌山市、岩出市など6選挙区で計16人の当選者が決まり、無投票の8選挙区を含め全議席46人が出揃った。無投票選挙区のうち、海南市、有田郡(各定数3)では共産党候補各1の計2人が無投票当選し、共産党は今回、和歌山市で当選の2人を加えて現有議席4を確保した。西牟婁郡(定2)では自民と無所属の現職を相手に共産党の元職高田由一氏があと一歩の戦いを見せ、日ごろの地道な活動ぶりが伺えた。しかし、共産党県議が2人も無投票で県政に送られた例は過去にない。今回、全国では、共産党公認候補が無投票当選したのは大阪、京都、兵庫などの府県議選で7人。うち本県は2人を占めた。共産党は、仁坂県政の純然とした野党だ。滋賀県では無党派の嘉田由紀子知事率いる「嘉田派」が自民党系議員の過半数当選を阻み与党を躍進させた。反面、仁坂県政の野党対策は、判然としないように思える。
戦後初の民選知事小野真次から継承された大橋正雄、仮谷志良、西口勇知事の保守本流の時代、いずれの知事も対共産党戦略として、県議選には、一貫として知事与党候補を擁立した。当然、共産党の無投票当選などは容認できるものではなかった。小野の5選時と後継者の大橋の緒戦時、知事選の対決候補は共産も加えた自民対保革連合の知事選だったが、大橋2選後、共産以外はオール与党で、公明は中道路線を歩みつつ、共産党とは一線を隔した。中央政権は「自共対決」といわれるほど共産党の全盛期もあって、衆院和歌山1、2区(当時は2選挙区制)で共産党国会議員2人が誕生したことも。以後、歴代の知事は、共産党の擁立候補との対決選挙が続いた。現職知事の無投票独走は、いずれも共産党が阻んだ。議会制民主主義の時代、与野党対決選挙は不可欠だが、歴代の知事は県議選では、共産党候補追い落とし全力を傾注した。県出先機関の職員票を与党候補に按分するなどして、与党勢力の温存を図った。知事選を含む県ぐるみの選挙に対する批判も強かった。この最中、共産党県議が無投票で選ばれた例は過去に1回だけあった。1995年、海南市選挙区で、党公認の中山豊氏が、現市長の無所属神出政巳氏の2人が選ばれた。この時、新人の自民候補予定者が有権者に酒食を接待したことから公選法違反として喧伝され、立候補の辞退を余儀なくされため、無投票となった唯一の例外だ。
一方、共産党県議団は毎年、県予算編成前に、教育、福祉面などの政策提案を知事に行うが、大橋、仮谷、西口知事は、共産党県議団との対面を避け、担当部長ら代わりに対応した。また、共産党県議の県議会一般質問には、党の手柄となるような、前向きな答弁もしなかった。
 これが露骨とも思える知事の野党対策だったが、前知事木村良樹、現・仁坂知事となってからは様変わりした。木村知事は県議会で共産議員も含めほとんど平等に答弁し、仁坂知事は、共産議員の質問に、それ以上の時間をかけて答弁することもあるなど、当の議員を驚かせた。「前知事も現知事もよくしゃべる」というのが共産党議員の知事評である。木村前知事の野党とも差別のない一見、民主的・公平な議会答弁の反面、1期知事選のときのライバル候補大江康弘支持者の建設業者の指名妨害工作は露骨を極めた。このことは、一連の官製談合事件の公判で明らかにされている。木村の政治信条は、個人的な敵味方の判断による低次元なものだった。共産は、木村の改革県政のうちの工科大学建設と雑賀崎沖合埋立事業の事業凍結だけは高く評価してはいるが、知事選では依然として対決した。仁坂知事は知事選で共産と戦った。民主は候補者を擁立できず、自主投票とした。仁坂知事は、その民主と、その支持団体で県内最大の労働組織「連合和歌山」の旗開き、年賀会には、来賓として招かれたが、代理出席で済ませた。自民党県連幹部から、与野党対決の参院選を目前に、民主党関係の来賓出席は、敵対行為に値するとクギを刺された経緯もあった。県政の与野党対決で攻めの嘉田滋賀県政、自身の主体さえ見えない仁坂県政。しかも今回、無投票選挙区は、党利党略を避けた自民と共産の「すみわけ」の妥協の産物としか言いようがない。双方、議員定数の減員に反対した。全国で唯一、定数減のない法定上限定数の県議会。与野党の政策対決による切磋琢磨を忘れたことが、県議会史上最低の投票率53・93%となって跳ね返ったのではないか。官製談合追放の県政刷新への論争は選挙戦で乏しく感じられた。有権者へただお願いだけの選挙戦で県政の意識改革はできないだろう。仁坂知事の政治姿勢・戦略を含めて今後に課題を残した。



9 Re:
ゲスト

一言屋 2007/4/10 7:22  [返信] [編集] [全文閲覧]

西口さんも仮谷さんも共産党県議団の要望申し入れなどは、対面を避けて部長らに取り扱いをまかせましたが、共産党県議が代表を務める住民団体とは面談して要望、陳情に耳を傾けていました。共産党県議も知事と対面するときは、住民団体と使い分けしていたようです。木村知事時代から知事は共産党県議団と直接対話の機会が二回、仁坂さ知事とは一回あったようです。
10 Re: 「和ネット評論」 東国原知事VS記者クが投げた波紋 和歌山県政の場合はどうか
ゲスト

和ネット 2007/4/20 12:03  [返信] [編集] [全文閲覧]

宮崎県の東国原知事が、県政記者クラブ主催の会見の席上、「特筆すべき発表がない時も、定例会見って必要ですか」と問いかけたことから、記者が「稚拙な質問だ」と反発。同知事と県政記者クラブで激烈バトルが勃発した事件を契機に和歌山県の仁坂知事ら歴代の知事による県政記者会見の話題、問題点を検証する。
 東国原知事はタレント出身と人気と強い個性からマスコミの寵児だ。記者会見よりバラエティ番組に出演した方がPRになると思っているのだろうか。同知事は、「稚拙だとは思っていません。根本的な疑問」「統一選や米軍再編に対する見解も、飽き飽きするほど言ってきた。今さら何を聞きたいのかな」「会見の内容を全て報道してくれない」などと不満顔。「あなた方が聞きたいことが必ずしも県民が聞きたいことだとは思わない」などと述べた。東国原知事は知事ブログなどで「普段の質疑応答より、知的レベルの高い彼らと、本質論での議論の方が刺激的でより濃密で面白かったなどと挑発モードだ。
 和歌山の場合、定例記者会見は、木村良樹前知事当時が月1回。県地方新聞協会、民放記者も加わるが、2期目から県政記者クラブ(加盟12社)だけで別に1回行われた。仁坂知事からは、定例会見は週1回。知事部局の各部長も顔を揃える。さらに臨時記者会見もあって、この3月中は計6回会見があった。
 記者会見での知事と記者団との応答のありようは、東国原知事の場合「刺激的でより濃密」だったが、以前の木村知事は、記者クラブとの関係を「心地よい緊張関係」と表現したものの、大阪地検特捜部が官製談合の疑いで知事室などを捜索以後は、厳しい追及質問が相次いだ。
仁坂知事は発表資料を手に懇切丁寧な説明をすると評判だ。
 かつて、長年、県政記者をしていた筆者の記憶の中には、知事と記者クラブの対立はなかったが、発表の遅れやタイミングなどで県政記者クラブと県広報担当者とのトラブルはあったが尾を引くことはなかった。最近の地元紙報道で、県議会一般質問の応答内容の要点を県広報がクラブに提供することを取り止めようとしたが、クラブ側が継続を求めトラぶったらしい。広報側は、記者室のテレビに一般質問をそのまま流していることから二重手間だと打ち切りを通知したようだ。その結末は聞いていないが、記者たちは他の仕事も抱えていつも多忙。質問内容の聞き落しもあり、要点メモで確認できれば便利であることは確かだ。
 木村知事は、官製談合の裁判で「政治は清濁合わせの呑むことも必要だ」などと述べ、記者たちは「あの改革派知事の言葉なのか」とわが耳を疑ったという。木村知事は、記者会見でとうとうと改革姿勢を強調し、記者らがその奥底に潜む欺瞞性を見抜けず、もっぱら県政の透明性を含む改革姿勢を無批判に垂れ流ししたのではなかったのか。疑問符がつく。
 仁坂知事の記者会見の模様は、県のホームページに質問記者の所属社名と質問内容や知事の答弁の詳細がその都度、広報されているので目を通すよう薦めたい。
 また、木村知事以前の西口勇、仮谷志良知事時代は、定例会見はなく、必要に応じてセットされた。西口知事は2期目の途中、体調を崩してウツ状態となったため、関係部長が主な課題を記者発表するだけになった。西口、仮谷知事は、ときどき記者クラブに茶菓子をお土産に立ち寄って、雑談しで過ごした。本音も聞けたため、面白い記事が書けたこともあった。木村前知事、仁坂知事とも記者クラブに立ち寄ることはない。
 仮谷知事当時の1979年。正月明けの新春記者会見は画期的なものになった。特段、発表する予定はなく、記者たちから「何か新春らしい夢のあるネタはありませんか」の声が出た。しばし沈黙が続いたが、同席していた西口勇知事公室長は、「淡路島に橋かトンネルをつなぐどえらい初夢もいいなあ」と口にした。−。知事と記者たちは和気あいあい。当時、四国と本土を結ぶ瀬戸内海の3架橋計画や建設が進んでいることもあって、紀淡海峡直結道路の話題でかなり盛り上がった。知事サイドは、夢のような構想に自信がもてなかったようで、記者の反応を確かめるため、それとなく、公室長を通じてリークしたと思われる。そこに当初予算に調査費を付けるためのたたき台にする予定の紙1枚の簡単な紀淡海峡資料が配られた。まだ企画部でも検討したことのない構想前のものだ。仮谷知事は「検討に値するなあ」と一言つぶやいた。記者はこれに飛びついた。翌日の紙面は、「和歌山県が紀淡トンネル構想検討へ」の記事が踊った。ヒョウタンからコマが飛び出す、想定外の新春記者会見だった。仮谷知事は、早々記事にされるとは思ってもいなかったようだ。翌年、日本鉄道建設公団総裁が現地視察したことから構想が加速した。和歌山市加太から洲本市まで全長40K、海峡幅11K。県がコン.....
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