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Re: 旅田頑張れよ

135 2010/4/24 19:48 [返信] [編集]

>>167
同感です。
18歳人口を維持・増加させるためには、彼らが岐路に立った時、県内に「進学先」か「就職先」がなければなりません。
ただ、和歌山県は地政学的に企業の経済活動には全く「向いていない」。
企業側には、動線からハズレている和歌山に事業所を置くメリットはほとんどないのに、県民に夢を見せるためなのか、企業団地を造成してまで企業誘致しようとする姿勢は「カミカゼアタック」というほかないでしょう。
実際、直川用地にて11社の企業誘致に成功したようですが、うち8社は物流業者、２社は卸売業者という事からも分かるように、「倉庫（土地）」を提供しているに過ぎず、そこから生み出される新規雇用というのも倉庫内ピッキングなど単純作業（アルバイト）が大半だと思われます。
近所の主婦には向いているでしょうが、高校生にとって魅力ある就職先とは言えないでしょう。
結論として、和歌山県が持っているリソースでは、「誘致」という形で「就職先」を確保するのは非常に難しい。
ですから、旅田氏は「誘致」ではなく「起業」で就職先を確保しようと、和歌山創造大学なるものを提唱したのでしょうか。
「学生が企業してくれたら嬉しいな♪」と。
着眼点自体はいいと思いますが、「起業」と「大学経営」を甘く見ているので、もし、この大学ができていれば、生徒不足によって早晩行き詰っていた事は容易に想像できます。
もし、和歌山に大学を作るならば、智辯高校の受験生が進学先として選ぶようなグランドデザインが必要でしょう。
都会のブランド大学に勝つには、立命館アジア太平洋大学（大分県）や国際教養大学（秋田県）のように、入学のハードルをあげるのはもちろん、英語による授業で卒業生の質を担保するなど、かなり高度なカリキュラムと教授陣を用意しなければならないので、設立には相当な年月がかかると思います。
旅田氏の政策には、「お客が欲しがるものを売るのではなく、こちらが売りたいものを売る」というスタンスが共通しており、マーケティングが徹底されていないので、168さんが言われるように「当たり外れ」が多くなってしまうのでしょう。
リーダーは、成功時のイメージばかりを追い求めるのではなく、最悪の事態に備えて常に次善の策を用意する必要があると思います。

が、しかし、過去の市長選に関する資料を読む限り、この18歳人口の問題に切り込んでいるのは旅田氏しかいないので、他の候補者よりは真剣に和歌山の将来を考えていたのではないでしょうか？

>>168
石泉閣問題でも分かるように、あのような杜撰な計画を通す議会なら議員は40人もいりませんね。
市長の権限を強化するためにも、10人以内でいいかも。