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Re: 中小企業高度化資金債権放棄問題

名無しさん 2008/3/18 8:37 [返信] [編集]

融資１億円回収困難　和歌山県が１８００万円配当求め提訴へ
2008.3.18 02:43

　和歌山県が平成１２年、橋本市胡麻生土地区画整理組合の宅地造成事業に融資した１億円が、販売不振で回収困難となっていることが１７日、わかった。組合の土地約２．３ヘクタールは競売で約３億２０００万円で売却されたが、第一抵当権者の東京海上日動火災保険が全額配当を主張し、和歌山地裁に認められた。取り分ゼロの県は同日、約１８００万円の配当を求めて訴訟を起こす議案を県議会に提出した。

　県と国が地権者らでつくる組合に１億円を貸し付けた。しかし、地価下落で住宅地の需要が伸び悩んだため、販売されたのは１１２区画のうち９区画だけだった。返済期限の１５年３月を過ぎた後も返済されず、組合は１７年９月、和歌山簡裁に特定調停を申し立てた。

　特定調停では、１０年に５億円を融資した三井住友銀行（当時・さくら銀行）から債権を引き継いだ東京海上日動と１億円を融資した県、工事代金を受け取っていないゼネコンの３者が、債務配分について協議した。当初は県も配当を一部受け取れる方向だった。

　１７日の県議会建設委員会では、融資の見通しの甘さを批判する声が委員から相次いだ。県側は審査は適正との姿勢で、「特定調停の協議を無視する形で、東京海上が配当の総取りを主張した」と同社を非難した。

　住宅環境課によると、融資の連帯保証人は組合の理事長と、理事長が経営する１社だけといい、残りの債権約８２００万円についても回収のめどは立っていない。
（産経新聞）
http://sankei.jp.msn.com/region/kinki/wakayama/080318/wky0803180244003-n1.htm