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なんでこんな県政になったのか 検証(... 和ネット 2006/11/28 2:31
Re: なんでこんな県政になったのか 検... 名無しさん 2006/11/29 18:26
Re: なんでこんな県政になったのか 検... 和ネット 2006/11/30 1:42
Re: 簡単に一言で言うと 本の字 2006/11/30 2:00
Re: 簡単に一言で言うと 名無しさん 2006/11/30 8:54
Re: 簡単に一言で言うと 名無しさん 2006/12/2 17:35
Re: 逆ですよ。 本の字 2006/12/3 2:05
Re: なんでこんな県政になったのか 検... 和ネット 2006/12/6 9:37
Re: 30億もの選挙資金??? 名無しさん 2006/12/6 20:55
Re:県が和ネットを妨害か 名無しさん 2006/12/6 22:02
Re:県が和ネットを妨害か 名無しさん 2006/12/7 0:01
Re:県庁内から和ネットにアクセス 本の字 2006/12/7 0:15
Re:県庁内から和ネットにアクセス 名無しさん 2006/12/7 1:24
Re:県庁内から和ネットにアクセス 名無しさん 2006/12/7 7:18
Re:県庁内から和ネットにアクセス 名無しさん 2006/12/7 9:00
Re:県庁内から和ネットにアクセス 名無しさん 2006/12/7 9:55
Re:県庁内から和ネットにアクセス 名無しさん 2006/12/7 10:26
Re:県庁内から和ネットにアクセス 名無しさん 2006/12/7 13:35
Re:県庁内から和ネットにアクセス 名無しさん 2006/12/7 13:54
Re:県庁内から和ネットにアクセス 名無しさん 2006/12/7 15:29

1 なんでこんな県政になったのか 検証(上)
ゲスト

和ネット 2006/11/28 2:31  [返信] [編集]

 和ネット掲示板・政経時事川柳「特捜さん あんたがほんまの 改革派」―。和歌山県の官製談合に絡む木村良樹知事を辞職に追い込み,不正まみれの県政を浄化したのは、県議会でも県民でもなく大阪地検特捜部の力だった。県民の自浄努力と失地回復のチャンスとなる出直し知事選は12月17日に投票が行われる。自民党推薦の元経済産業省官僚の仁坂吉伸氏(56)と、共産党推薦の市民団体代表泉敏孝氏(69)が立候補する。今後4年間の県政の担い手を託す知事選は,現在、予想される強・弱の2者択一しかない。民主党県連常任役幹事会は、串本町議の建設業清水和子氏(60)の擁立を巡り「勝てる候補」をとする賛否で紛糾。結局、党内の内紛を表面化させただけで、「不戦敗・自主投票」とし、清水氏も断念した。折角の選挙の選択肢がせばめられ、県民の不満は充満している。
取材メモを掘り起こし、6年前にタイムスリップさせた。木村知事誕生の密室性なども含め、なぜこんな県政になったのか。反省を込め、連載・検証する。(和ネット企画代表牧野輝夫    以下・敬称略)
 
◆落下傘・・・中央政権が木村を選び、対抗馬に引導・・・
 西口勇知事の病気引退に伴う知事選は、2000年8月。自治省出身で、県総務部長を務めたことがある大阪府筆頭副知事の木村良樹が立候補した。これまで和歌山県知事は、県職員出身の仮谷志良と、仮谷県政を引き継いだ西口が、それぞれ出納長、副知事を務めた後、知事になった。副知事は、知事への登竜門とも言われた。
 西口県政当時の副知事高瀬芳彦(故人)が立候補を模索したが、すでに県議の無所属大江康弘と、共産推薦の中津孝司が早々と立候補声明を出して、選挙活動をしていた。このため、高瀬が大江との一本化を調整のため、大江を和歌山市内の料亭に招き、自身の出馬を明らかにして、出馬を断念するよう迫った。大江は、事前に高瀬に立候補を勧めたが、高瀬が逡巡したため、知事選に名乗りを上げていた。大江は「後戻りできない」と断った。その席に大阪府の元筆頭副知事木村が、明日出馬記者会見するとのニュースが携帯電話で飛び込んだ。大江は勢い込み「高瀬さん。あんたか生き残るには、ぼくへの応援しかない。知事が交代しては、あんたは、副知事を続けられないよ」と、逆一本化を迫った。高瀬、大江の料亭会談は決裂した。7月27日夜。その席には、仲介役の元和歌山市助役の吉井清純(元県商工労働部長)が同席していた。吉井は県庁では、高瀬の弟分と言われていた。
 翌日の28日夜、大阪府副知事木村良樹は和歌山市内のホテルで記者会見し、知事選への出馬声明をした。木村を和歌山に呼んできたのは、県出身の連立3与党6国会議員とされている。木村の両脇には、元運輸大臣の二階俊博(当時保守党)と、岸本光造代議士(自民党・故人)。自民の谷本龍哉、公明の西博義代議士、自民の世耕弘成、保守の鶴保庸介参議院議員の計6人が顔をそろえ、世耕が司会役を務めた。記者から「木村さんを擁立する経緯が不明で、県民にわかりにくい」と質問があったが、大半は政策的な件に終始した。
後に岸本に聞いたところ、ポスト西口として、早くから二階周辺が騒ぎ、これに対抗して岸本も「二階が出るならおれも出る」と意欲を示したため、双方が妥協点として木村擁立に傾いた経緯があると述べた。しかし、その背景は、かなり複雑だった。
・・・県事業推進の念書たてに 出馬辞退に追い込む・・・
 西口知事は病気で辞任しており、副知事の高瀬は、知事代行でもあった。
大江との一本化を断念したまま、知事選へと始動した。高瀬は、木村の出馬会見の翌日、粉河祭り見物を名目に、那賀郡内6町長と、前年の統一選で初当選した本宮町など4町長で組織する一期会のメンバー計10町村長と席を共にした。席上、高瀬は知事選出馬への胸の内を明かし、8月1日に出馬記者会見をした。高瀬は、木村担ぎ出しの密室性を激しく指弾し闘志をむき出した。
知事選は、高瀬と、自民、保守、公明3与党推薦の木村、独自に戦う大江、共産推薦の中津による4人と争いとなる予定だったが、高瀬は4日後に突然、出馬辞退の記者会見をした。高瀬は出馬声明の前日、地元国会議員の求めで上京したが、そこで5枚分の書面「ご要望に対する回答」を手渡された。西口知事が病気辞任直前まで懸案としていた県重要事業に対する連立3与党の自民野中広務、公明冬柴鉄三、保守野田毅各幹事長と、県選出の岸本、西、二階の3代議士署名による「世界遺産」「梅枯れ対策」「高速道路の整備」の3つを柱とする10項目の実現に尽力するとの念書だった。
 二階代議士が持ち回りで3党幹事長らに署名を取ったとされる。
 内容は、「この度、和歌山県のご協力のもと、県議会、市長会、町村会をはじめ、各種の有力団体のお力添えをお願いしながら、知事選に向けて一層のご協力をお願いいたすものであります」(原文のまま)。念書には、立会人として県町村会長の南部町長山崎繁雄(故人)、自民党県連幹事長平越孝一の署名もあった。
 この念書は知事選に意欲を燃やす高瀬に対して、中央政権が県事業推進の保証を見返りとして、翻意を促す狙いがあるが、高瀬は深く考えていなかった。高瀬は、山崎や平越らとともに、地元国会議員に案内され、官邸の森喜朗首相とも会ったが、森は「よかった。よかった。協力ありがとう」と高瀬と握手を交わした(山崎の話)。
 南部町長の山崎は、高瀬が念書を手にした翌日、出馬会見したことに「念書は、県事業の推進のための友好的な内容。高瀬さんが中央政権に歯向かって出馬することで3党幹事長の怒りが想像できる」と頭を抱えた。
 一方の高瀬は、選挙のあいさつ回りに忙殺されたが、知事代理の立場から、出馬記者会見の翌日、県主催で、東京で行われた高速道事業などの国予算陳情を推進する県道路大会に地元国会議員と一緒に出席しているが、大会後、一時姿を消した。県庁で「中央政権に拉致され、油を絞られた」とのうわさが出た。翌日、高瀬は憔悴した顔で県庁に戻り、直ちに、出馬辞退記者会見をした。高瀬がなぜ、選挙にでないのか。誰にも想像はつく。
辞退記者会見には、高瀬と親しい自民党参院会長村上正邦が立ち会った。記者から「知事選辞退は念書と関係があるのか」と質問が出たが、村上は「そんな念書などない」と語気を強めた。
高瀬は、記者会見後、県庁内をあいさつ回りし、県庁を去った。職員から「おいやん」として敬愛されていた。県職組の推薦も受けていた。あっけない高瀬の退陣に涙を流す職員も見られた。
・・・県民軽視の木村知事・・・
 落下傘候補の木村は、大阪府の筆頭副知事として、横山ノック知事を補佐していた。
 横山がセクハラ事件で辞職に追い込まれたため、木村本人は大阪府知事選に出る腹つもりでいたようだ。ところが連立与党は、横山の不祥事による府政建て直しの目玉として女性の通産官僚太田房江を担ぎ出した。
 はじきだされた木村の落ち着き先が、和歌山県だったと言える。連立与党の後押しで木村は全国で最年少の48歳で知事に就いた。木村は、和歌山をどうみていたのか。こんな話しを代議士の谷本龍哉から聞いた。 木村は04年2月、世界遺産のスペイン・サンテイアゴ巡礼の道を視察している。この時、香川1区選出の自民党代議士平井卓也が木村と顔を合わせた。初対面で、平井は「和歌山の木村さんですね」と呼び止めた。2人の雑談の中で、木村は「和歌山の知事になるつもりはなかったが、残念だが仕方がありませんよ」−。平井は知事らしからぬ木村の言葉に仰天した。義憤に駆られた平井は、席を離れ、谷本の携帯電話に話しの顛末を伝えた。平井と谷本は、衆議院の同期で親しかった。
木村の知事再選を巡り、県議会の過半数占める自民党県議団が「議会との対話不足」などを理由に推薦に難色を示し、党県連代表役員会は、数回にわたり、時には徹夜で推薦の是非を協議した。
役員会の求めで木村が上京した際、谷本はスペインでの県民侮辱発言を厳しく追及した。さらに大阪の建設業界紙に木村と談合のフィクサー井山義一との関係や、談合疑惑なども国会議員から質された。木村は、県民侮辱の気持ちはさらさらないが、誤解を招く言動があったことを詫びた。しかし、井山と談合関係などはないと、キッパリ否定した。木村を擁護する世耕弘成のとりなしもあり、結局は、木村の推薦が決まった。谷本は今、木村を推薦したことを悔やんでいる。
2 Re: なんでこんな県政になったのか 検証(上)
ゲスト

名無しさん 2006/11/29 18:26  [返信] [編集]

簡単に一言で言うと中央で選ばれた人間が悪かったと言うことですわな。
3 Re: なんでこんな県政になったのか 検証(中)
ゲスト

和ネット 2006/11/30 1:42  SITE  [返信] [編集]

◇事業凍結・・・撤回要求に顔を横に向けた・・・
突然、舞い降りた落下傘知事の木村良樹。木村は、かつて自治省からの出向で県総務部長を3年間務めたが、県民とはさほど馴染みがない。2000年8月の和歌山県知事選では、連立3与党による中央政権の後押しで、知事の座を射止めた。初登庁の日。県庁職員のほぼ全員が庁舎玄関前から3階知事室の廊下、階段の両脇に勢揃いし、新知事木村を手拍子で迎えた。木村は凱旋将軍のように笑顔で応じた。 
その僅か2日後、西牟婁郡選出県議の町田亘は、副議長の尾崎要二から、意外なことを耳打ちされ驚がくした。県幹部から議会議長への知事伝言として「白浜町に計画中の工科大学事業を凍結する」と通告があったというのだ。町田は翌日、西牟婁郡選出の他3県議と、白浜町長眞鍋清兵衛、町議会議長十河堆典の計6人で、木村知事と会い、事業凍結の撤回を申し入れた。県議の堀本隆男は、「若い人材育成には、教育が必要ですよ」力説したが、木村は「私がやるといったらやる」と顔を横に向けた。町田は、「わずか3日で、県の全てを把握したのか。議会の46人を敵に回すのか」と反発。眞鍋町長は「頭が真っ白です。地元にどう説明したらよいか思い浮かばない」と頭を抱えた。話し合いは取り付くしまもなく物別れとなった。木村は数日後、雑賀崎沖の埋立事業の凍結も発表した。次の議会で2事業の凍結案は賛否両論の中を可決された。改革知事の方針が支持されたのだ。
木村は、県民を組み易いと考えたことは想像がつく。知事選では前県議の無所属大江康弘を大差で破ったものの、大江の地盤の田辺市と西牟婁郡では逆にリードを許した。
木村は、職員に大江支持の建設業者名簿を作成させて、県工事からの指名を排除したことが、今回の事件で明らかになった。このため、最近、工科大学の凍結は、地元への報復とする見方も広がっている。しかし、この時期、工科大学や雑賀崎埋立事業を進めた場合、県財政は、巨大な赤字を抱えることも予想される。県の工科大学事業の用地確保に絡んで、異常な高値買収が表面化し、議会が追求のための特別委員会を設置するなど紛糾した。
町田もいつしか、木村を改革派と信じるようになった。それだけに、木村の「天の声」まで出した今回の官製談合事件への怒りは大きい。
知事の権力はとてつもなく大きい。県教員委員、県公安委員、人事委員、県地方労働委員らの任命権を握り、木村の意に沿わない人物は排除される。実際、前知事の西口と親しい県経済界の指導的な人は、木村から嫌われ県関係委員から締め出された。公安委員、県教員委員は、適切な人材だが、県議の間では、木村とは親密な関係がある登用だとうわささも出ている。知事は、県が100%出資する10外郭団体や他の県出資を含め約30団体を支配下に収め、知事部局約4000人の人事権と、一般会計、特別会計など計8000億円の予算を握る。
県職員の人事権も握る権力者の木村知事だが、県職員組合は、知事初戦の選挙では、木村を推薦しなかった。
知事選では、県職員に「おいやん」と親しみ慕われた副知事高瀬芳彦が一時出馬を表明した時、県職組は間髪入れず高瀬の「推薦」を決めた。ところが、高瀬が出馬を辞退したため、各種団体が木村支持を相次ぐ中、県職組は、組織外候補の格付で、推薦より1ランク下の「支持」としたのだ。
知事の初登庁時は、拍手をしたものの、知事と職員の仲は「冷戦気分」と口にする職員も多かった。そんな中、双方の関係を表すような微妙な事件が起きた。
◇ 冷たい関係・・・知事が不快感、職員運動会の選手宣誓・・・
県職組など主催で、恒例の秋の県職員運動会が11月3日の「文化の日」に和歌山市のビックホエールで開かれた。知事就任約2か月後で、県職員全員や家族も含む県庁一家3000人が集う楽しいひとときだ。木村は開会式で選手宣誓を受けた。前年優勝の和歌山支部の代表が騎馬に乗って堂々と入場したが、「○○ノック」のタスキがけ。右手を挙げて「私たち選手一同は名刺を折りません。セクハラもしません。正々堂々と戦います」と宣誓をしたのだ。木村知事の顔はみるみる青くなり、「家族のともども楽しんでください」とあいさつしただけで、そのまま無言で帰ってしまった。会場はしらけ気味で、会場の前の方は、シーンとしたという。前知事やその前の知事も、一緒にゲームなどを最後まで一緒に楽しむ慣例だった。
横山ノックは前大阪府知事で、木村が仕えたが、セクハラ事件を引き起こし逮捕され、辞任に追い込まれた。その年の長野県知事選では、改革の旗手田中康夫が当選したが、初登庁のとき、県幹部にあいさつのため、企業局長に名刺を渡したところ、その場で折られた。激しい選挙の余波だが、企業局長は「部下に名刺を渡すような社長では会社が倒産しますよ」と険悪な空気だったという。(地元新聞)。木村は「名刺を折りません。正々堂々と戦います」の宣誓が、長野県の事件と重ね、自分への挑戦状と受け取ったようだ。一方、宣誓選手は、「大会を盛り上げるためのギャグなのに」と、意外な知事の行動に困惑気味だった。県庁内では「知事に失礼だ」「知事は大人気ない」の2つの意見に割れた。前知事西口勇や、その前の仮谷志良なら、ギャグに対して、ジョークで答えただろう。
知事と職員組合の意思の疎通を欠いていることもアツレキの原因かも知れない。西口知事当時と、その以前は、知事と県職組との懇親会や忘年会は年2回あったが、木村と職組とは対話の機会はなかった。ところが、木村知事3年目になって、職員の自治研修に知事が講師になったのを契機に徐々に雪解けに。2選前、初めて知事ら3役と、公室長、審議官と、職員組合双方計25人程度の参加で、1人5千円の会費制で和歌山市アロチの韓国店で焼肉料理をした。知事側近から持ちかけた懇親の場とも言われるが、県職側は「どちらからとなく、懇親会を開こう」との声が出たのだという。04年の木村が再選を目指す知事選で、県職組が木村を「推薦」に格上げしたことは、はいうまでもない。木村は、2選目の選挙を境に議会工作も活発化した。議会との関係悪化も意識したのだろう。次の3選を目指した。(文中・敬称略)



4 Re: 簡単に一言で言うと
ゲスト

本の字 2006/11/30 2:00  [返信] [編集]

和歌山県庁の馴合(談合?)体質に、木村元?知事が、朱に交わった、のが、
「こんな県政になった」原因?

かもね〜


5 Re: 簡単に一言で言うと
ゲスト

名無しさん 2006/11/30 8:54  [返信] [編集]

逆ですよ。今日の新聞なんか読むと木村が大阪から持ち込んだんですよ。
6 Re: 簡単に一言で言うと
ゲスト

名無しさん 2006/12/2 17:35  [返信] [編集]

(下)はまだ出ませんか?
7 Re: 逆ですよ。
ゲスト

本の字 2006/12/3 2:05  [返信] [編集]

どっちも、ですね。
結局、最後は、美しく共鳴したんでしょう。

今回の事件は、知事や議会に任せきりじゃ駄目だって
警告ですね、きっと。

地方分権が進めば、ますます・・


8 Re: なんでこんな県政になったのか 検証(下)
ゲスト

和ネット 2006/12/6 9:37  [返信] [編集]

◆改革、清潔神話の裏側・・・業者提供の3千万円を固辞したとのうわさも・・・

改革派と呼ばれた元知事木村良樹に2つの顔があった。清潔イメージと、談合フィクサーに「天の声」を下し、受注業者を選定させる談合システムを構築し、落札建設業者による不当利益金の上前を掠め取る裏の顔だ。県民は、裏の顔に気づかず、「清潔イメージ」が1人歩きし、幻惑され、真の改革派と信じた。まず、清潔神話だ。大阪府筆頭副知事から落下傘候補として出馬した時、選挙事務所に和歌山市内の準大手の建設業者3人が訪れ、3千万円入りの紙包みを木村候補に「軍資金に使って下さい」と差し出した。県工事の指名などの見返りを期待してのことだが、木村は「結構です」と固辞した。和歌山市内の県登録建設業者の中で、このうわさを知らない者はいない。札束の紙包みが、トロ箱やダンボール箱で、渡し損ねた場所が市内の料理店であったりと、ブレはあるが、3人の業者名と、金額は一致する。後日、うち1人に聞いたが、「デマです」と苦笑した。過去の知事選では1995年10月、元県副知事西口勇と元和歌山市長の旅田卓宗との対決は、事前運動も激しく、立て看板やのぼりが乱立し、チラシ、冊子から怪文書までばら撒かれる物量選挙だった。               
敗れた旅田が後日、「それぞれ、30億もの選挙資金を投入したのでは」と述べるななど、巨額の金が動いた。建設業者は知事選ごとに、本命候補にあいさつ代わりに軍資金を提供する慣習だった(中堅業者の話)と言われ、3千万円の紙包みの件は、信ぴょう性を持って流布された。
木村は、中央政権をバックに元県議大江康弘らと対決したので、選挙資金にさほど困らなかったと想像できる。特に親密ではない建設業者の裏献金を警戒したのかも知れない。木村を推薦した自民、公明、保守の3党の県連は、手弁当で選挙に協力し、後日、政経パーティなどで出費の帳尻を合わせたといわれる。
実際の話しだが、市内大手のある建材業者が、木村が知事になって間もないころ、ブラジル県人会の招きで、外遊すると聞き、知事室で木村に餞別5万円入りののし袋を渡たした。業者は、木村の県総務部長時代から親しかった。のし袋は、数日後、水谷聡明審議官(後の出納長で辞任)を通じて返してきた。建材業者は「単なるあいさつのつもりだった。やりにくい」とこぼしていた。
また、県町村長会の総会で、来賓の知事にあいさつを受けて閉会後、懇談の宴席を用意したが、木村はさっさと、帰ってしまった。折角の懇談の機会を失い、町村長らの「知事は酒を飲まないのだろう。堅物や」と話題にしただけでの宴席は盛り上がらなかった。(当時の県町村長会長の故・山崎繁雄南部町長の話)。
 木村の人脈は、和歌山では殆どない。和歌山県総務部長時代の県官舎で隣同士だった元出納長の故・中西伸雄(元淺川組副社長)と、2、3の財界人だけしか名が浮かばない。
 中西は、木村知事の就任時、副知事ポストを狙って工作したが、有力議員の反対で叶わなかった。当初は、知事室を顔パスで出入りし、木村と昼食を一緒にする仲で、県庁内で、2人の親密ぶりはかなり知られている。中西は、出納長を辞めてから外郭団体の県信用保証協会理事長を勤めた後、01年8月、淺川組副社長になった。手土産代わりなのか、旧県立医大解体工事で、大林と、大日本土木、淺川組と共同企業体を組み、12企業体による指名競争入札で見事、受注に成功した。予定価格の91・96%。この解体工事は各報道機関に談合情報が寄せられ、的中したが、談合の証拠なしとされ、予定通り浅川組らの共同企業体が受注した。
中西は、この談合のうわさ以来、知事室に顔を見せなくなり、もっぱら裏工作に終始したらしい。最近は、「知事と中西副社長が仲違いした」とのうわさも流れた。県工事を思うように受注できず、中西が腹を立てていると言われたが、実際は、県庁北別館の耐震補強工事など、淺川組の受注は、急激に伸び、かつて会社更生法の適用で、事実上倒産した淺川組の再建に尽くしている。
知事と中西の不仲説は、双方の癒着関係を隠すための中西が流した「策略」とも言われた。仮谷志良知事の秘書課長、知事公室長。仮谷の後継知事の西口勇時代の出納長を務めるなど、常に県中枢にあった中西は、そのような融通性があったと言われる。
▽ 眉唾指南番・・・利用して、利用され尽くしたフィクサーとの腐れ縁・・・
 木村は和歌山に人脈が少なく、県選出の元総務庁長官の玉置和郎秘書の大阪府河内長野市の元天野山カントリー社長井山義一を政治の指南役として仰ぎ、いろいろ伝授してもらったと大阪地検特捜部に供述している。玉置の私設秘書だった参議院議員大江康弘は、「秘書仲間で井山の名はあまり知られていなかったと述べた。指南役の器でもないし、人脈も和歌山に限って少ないはずだと、木村の供述に首を傾げている。玉置事務所には、公設秘書2人と、私設秘書を含めて、国会議員で最も多い約60人も抱えていた。このうち、半分以上が無給。玉置から秘書の名刺携帯を認められ、玉置の顔を利用して事業活動する秘書も多く、井山もその1人だった。木村は、井山を利用したが、利用もされ、抜き差しならぬ仲に陥ったのだろう。
 木村が、大阪地検特捜部から井山との談合癒着関係を追及され、政治の指南番だと、詭弁を弄したとしか思えない。知事選の最中、井山から車の提供を受けて選挙用にフルに乗り回したため、政治の指南番だと言えば、都合がよいと思ったのかも知れない。大江以外の玉置和郎の元秘書にも聞いたが、井山を木村の「政治の指南番」と信じているものはなかった。
 木村は出納長の水谷を通じて「天の声」を井山に伝え、中西は県内業者の選定、井山は大手ゼネコンに渡りをつけて木村との関係を誇示しつつ、「天の声」を決め手に談合金の一部を掠め取るトライアングルの構図が読み取れる。12月6日、マスコミ各紙は、競争入札妨害(談合)容疑で逮捕された井山被告が04年の知事選前に水谷被告(同起訴)を通じて木村容疑者に選挙資金名目に1千万円を手渡し、木村容疑者が、このうち複数の業界紙への工作費や生活費に充てており、1千万円はわいろだと判断していることを報じている。
 木村の金絡みの裏の顔が決定的に暴露された。特捜部が木村に目を付けたのは04年9月13日付の日刊建設新聞(本社・和歌山市)で報道された井山の知人の内部告発で「「井山が和歌山県のトンネル工事の図面を百貨店の紙包みにいっぱい入れ、ゼネコンを回って談合を仕組んでいる。木村知事もスペインの外遊先から井山にたびたび電話して打ち合わせしている」とする記事が端緒だったと思われる。大阪地検特捜部による知事室の捜索で、木村のポケットから携帯電話まで押収された。秘書課には建設業者らから会費名目で徴収した数100万円の現金も見つかり、木村が改めて県内の業者との癒着組織を構築し、会費名目で資金集めしたことが明るみに出た。
県議会では3年前、田辺市で建設された県IТセンターのプロボーザル形式による設計入札で、事前に昭和設計が決まるとのうわさも流れたため、議員から「知事は昭和設計の社長と会食したのか」などと追及される1幕があった。木村は不快感を露わに語気を強めて否定した。確固とした追求材料にかけたため、木村の裏の仮面を剥ぐことはできなかった。今回、木村がわいろの一部を業界紙工作に使ったと報じられている。どの業界紙かは不明だが、組関係者も含めて木村はかなり金をむしり取られたようだ。木村は議会で見せた強気の反論に関わらず、裏の顔を隠し通そうと必死だったに違いない。木村は、取り調べに対し「談合を仕組んだのは選挙資金がほしかったため。全て選挙の地盤づくりだった」と供述していると言う。清潔イメージの裏には踏み入れてはならない、人道に外れた「けものみち」に木村は足を踏み入れた。改革派知事、清潔イメージは、中西の突然の自殺も絡んで砂上の楼閣のように一瞬に崩れ去った。(敬称略)
9 Re: 30億もの選挙資金???
ゲスト

名無しさん 2006/12/6 20:55  [返信] [編集]

和ネットさんは、いつも新聞に乗っていない情報を織りまぜながら、
県政を俯瞰した的確な情報を提供してくださるので、とても有り難いです。
けど、それはぁ〜、ほら吹き男爵?山師?な旅田容疑者お得意の、デマでしょう。

旅田容疑者は、その知事選、県立体育館で行った自分の決起集会に5万人集まった
と吹聴した、けど、、あのマリーナシティのカウントダウンで、5万人程度の人出。
マスコミ発表、警察発表、陣営発表の動員数に「かなりの誤差」があるのは常ですが、
彼の話は誇張を通り越して、「ほぼ嘘」なのが常と言って過言じゃないと思う。

ただ、選挙には、地盤、看板、カバン(お金)がいるのは、確かですね。

共産党相手の無風選挙に、なんでまた、そんな弱気になったのか、、
現場を知らない落下傘首長の強迫観念、妄想、だったんでしょうか〜。



10 Re:県が和ネットを妨害か
ゲスト

名無しさん 2006/12/6 22:02  [返信] [編集]

県庁内から和ネットにアクセスしょうとしても繋がらないのでおかしいと思っていたら、企画部の情報システム課が「和ネットは悪いサイトや」言うてアクセスできないようにしているとのうわさがあります。副知事の指令なのでしょうか、六日午後の企画部会議で、情報システム関係者が「和ネットに差別的な表現があるので閉鎖している」と発言したとのうわさが飛んでいます。サイト内を検索してもどの部分かわかりません。県庁内からの和ネットへのアクセスが多く、キャパの関係で、繋がりが遅いのでしょうか、六日夕も長時間待機してアクセスできた職員もいます。災害時に県庁から集中的に災害関係機関にアクセスしても繋がらない心配があります。システム課の技術的な未熟さをごまかす発言なのでしょうか。和ネットを意図的に停めているのですか。教えてよ。
11 Re:県が和ネットを妨害か



名無しさん 2006/12/7 0:01  [返信] [編集]

確かに、和歌山県庁さんからのアクセスは先週ぐらいからかなり落ちています。
前知事が逮捕されて、知事選に入り一段落したのかと思っていましたので。
和歌山県庁さんのアクセスの場合、ごく短時間に多数のアクセスが集中するという傾向がありますので、
当サイトの現在のシステム構成では、和歌山県庁さんのアクセス制限は逆に有難いところがあります。
現在、この集中アクセスをこなせるようにシステム構成をいじっている最中ではあります。
なにぶん、低スペックの機材でやっておりますし、低スペックの機材でのノウハウを蓄えるのも
このサイト運営の目的でもありますので。
当サイトのWEBと和歌山県庁さんのプロキシーサーバーとの相性の問題もあるかもしれませんが、
これの修正ばっかりはちょっと勘弁してもらいたいです。

12 Re:県庁内から和ネットにアクセス
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本の字 2006/12/7 0:15  [返信] [編集]

あのねぇ。
公務員のごっつぁん体質には、ホントーに呆れる。

公金で購入したパソコンで、公務中に、自らの公務以外の情報を
検索、する事自体、問題とは思いまへんか?!!
自分のパソコンで、休憩中、もしくは自宅で、読みなはれ!!!

> 六日夕も長時間待機してアクセスできた職員もいます。

どういうこっちゃ!!!

さすが、元知事が地方紙対策に遠回し(=談合経由)に公金
流用した和歌山県。!!

和歌山県庁は、庁舎内の、地方新聞協会所属の、図書館には絶対に
置けないような新聞を、(もちろん)公金で組織的に購入してる
けど、今回、元知事から支払われた遠回しの公金も、その中の
地方新聞に支払われたんとちゃん??!

ったく。
盗人猛々しい。




13 Re:県庁内から和ネットにアクセス



名無しさん 2006/12/7 1:24  [返信] [編集]

仕事の合間にアクセスするのはあまり問題ではないと思いますよ。
その証拠にだらだらしたアクセスじゃなくて集中アクセスになるわけだから。
しかし、それが当サイトにとっては、まさにF5攻撃みたいになってしまうわけで。
これをこなせば、かなりのアクセスにも耐えられるわけで、現在、早急にいろいろな対策を講じています。
でも、今のところ、まだ決定打がないのですね。
14 Re:県庁内から和ネットにアクセス
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名無しさん 2006/12/7 7:18  [返信] [編集]

 和ネットへのアクセスは県庁の仕事となんの関係もないとおもうのですが?
私(達)は自分のPCを利用、接続業者とプロバイダーに自分の金で契約してネットにつなげてます。
県庁の職員なら私的に県庁のPCを利用して良いという法律はないとおもうのですがね。
役人の好きな「行政指導」でPCを私的に利用してるのかな?

それから私的に利用できると言うことは、その時「仕事」にパソコンを利用してないわけですよね。
やはり、そんなときは電源を落としとくか、「一時休止」とか「スタンバイ」のような機能利用して、電気の節約すべきですね。
県庁にどれだけのPCがあるのかしらないけど、
こまめにPCの電気の節約をすれば年間かなりの節約になるとおもうのですがね。

県庁の幹部は和ネットへのアクセス制限をするまえに、
仕事と関係のないところへアクセスした者を、処分すべきですよね。
全く、子供相手にしてるみたいですね!

県庁の皆さん、ここの管理人さんも言ってるけど、
IPアドレスをしらべればすぐわかるようですよ。
県庁のPCからだとね・・・


15 Re:県庁内から和ネットにアクセス
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名無しさん 2006/12/7 9:00  [返信] [編集]

和歌山市役所は順調よく、和ネットを検索できます。県下の行政機関や各種団体など、検索に便利で仕事上欠かせません。その点、木村さんの隠蔽体質を受け継いだ県庁直員とはとは違います。
16 Re:県庁内から和ネットにアクセス
ゲスト

名無しさん 2006/12/7 9:55  [返信] [編集]

15ばんさん、すごいですね。
でも選挙違反体質うけついでたりして(大笑い)

この書き込み市役所のPCからやったのでしたら、
私的に市役所のPCを利用したわけですね。
大橋市長は太っ腹ですね。
市役所の職員は市役所のPCの私的な利用を許可されてるのですね?
知りませんでした。

市会議員の誰かさん?
この書き込みを見た人、議会で質問してください。

PCの私的な利用を許可してるのか?ってね。
17 Re:県庁内から和ネットにアクセス
ゲスト

名無しさん 2006/12/7 10:26  [返信] [編集]

15番さん、
インターネットの検索が仕事ですか、楽でいいですね、

HPはどこも似たり寄ったりで、HPの限界かもしれませんが、
和歌山市役所がこんなHPから情報を得てるのなら、和歌山市役所
も余程暇なようですね。
18 Re:県庁内から和ネットにアクセス
ゲスト

名無しさん 2006/12/7 13:35  [返信] [編集]

実際、ネット内の掲示板監視が業務の企業もありますよ。
どうもネット内の工作も請け負っているみたいですが。

この手の会社、結構、注文が来ていてウハウハらしい。
そのため、大手のトランスコスモスでも子会社で、こういう
業務の人員を大幅に増やすらしい。

自治体の職員を張り付かせるより、経費は安上がりでしょう。
こういうことで佐賀県庁なんか最近有名になりましたね。
19 Re:県庁内から和ネットにアクセス
ゲスト

名無しさん 2006/12/7 13:54  [返信] [編集]

私企業の場合、経営者の考え方によるが、自治体の場合は、
業務との区分けは、かなり難しいでしょうね。
市民の生の声をどうやって、効率的に聞き、またそれを業務に生かすかというのもありますから。
アダルトサイトの場合は、もろに私的ですから、処分の対象ですが、
他は、ショッピングサイトでも、値段をだけを調べたりすることもあり、
安ければ役所が発注してもかまわないわけですから、程度問題でしょう。
公的なところの場合、アクセス制限は、その利用場所によって、
細かく管理しないといけないのでやっかいでしょうね。
例えば一般に開放しているところで、特定の政治活動サイトのアクセス制限なんかやったりすると
ネットワーク管理者がお縄になりかねないですからね。

20 Re:県庁内から和ネットにアクセス



名無しさん 2006/12/7 15:29  [返信] [編集]

当サイトではパブリック・ドメインとは言え、政治活動・運動に関するコンテンツがあるので、
特定サイトからのアクセスを制限するということは、原則ありません。
そのため、集中アクセスが発生した場合も、それをこなすのがこのサイトの宿命でしょう。
ただ、分散システムのため、かなり対処しやすいのは確かで、
後は、費用対効果の問題だけです。
今はPPPoeを使ってとか、光接続とかになって、かなり安価なコストで、
大量アクセスをこなすシステムを構築できるようにはなってはいます。




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