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| Re: アホスレ | |
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うえ 2014/1/21 18:03:30
[返信] [編集] 最高においしいだけではわからん。 他の酒とどこが違うのか教えてくれ。 ツレいわく 旨い酒は水を飲んでいるようだと・・・・・ハア〜〜〜 それなら 水を飲め。 水を。 俺は日本酒など飲まん。 |
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獺祭 2014/1/21 16:02:55
[返信] [編集] オレは旭酒造の日本酒「獺祭」(だっさい)のみを飲んでる。 最高に美味しい。 |
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コイツの頭の中は・・・・ 2014/1/21 15:26:07
[返信] [編集] 東京都知事選への出馬を「2000%ない」と公言しながら、選挙ポスターの準備を進めていたことが「テレビ東京」にすっぱ抜かれた東国原英夫。細川護煕の出馬を知って“敵前逃亡”したようだ。 本当に恥知らずな男だが、今度は再び宮崎県知事への返り咲きを狙っているというから驚きだ。宮崎県政関係者がこう言う。 「昨年10月12日付の宮崎日日新聞が、15年1月に任期満了を迎える宮崎県知事選に東国原が『意欲』とデカデカと報じました。本人が地元関係者に『出馬したい。もう一度知事をやりたい』と語った――という内容で、その2カ月後に東国原は衆院議員を辞職。県議の間で『やっぱり戻ってくるのか』との声が広がりました。どうやら、都知事と宮崎県知事の両ニラミだったようです。第1志望の都知事が絶望になり、滑り止めの宮崎県知事に方向転換するつもりなのでしょう」 地位を利用して女とやることだけ。 |
| Re: アホスレ | |
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またいただいた 2014/1/21 10:18:26
[返信] [編集] 九州限定 紅芋黒麹 荒濾過 さつまいも 鹿児島県産 紅芋 米麹 鹿児島県産(ヒノヒカリ はなさつま) 麹菌 黒麹菌NK 割水 原口酒造井水 蒸留方法 常圧蒸留 香り 高い 味わい 濃厚 杜氏 原口俊一(四代目) 開けてちょっと飲んでみたが、これだよこれ。 芋の香りが・・・・・・・・ しかし まてよ。 これの味を覚えてしまったら、香りの里は飲めなくなるぞ。 とりあえず、香りの里は空いた銘酒の瓶に詰め替えておくか。 |
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ごくろうさま 2014/1/20 23:14:22
[返信] [編集] うえ たいへんごくろうであった、 おさわがせしすぎだす、アホ |
| Re: アホスレ | |
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ひっく 2014/1/20 18:58:37
[返信] [編集] 約50年ぶりに上回り[46][47]、2004年には売上高もピークを迎えた[47]。ブームに伴って、本格焼酎を専門に扱う焼酎バーも登場している。 ブームの影響によって、材料や製法にこだわった焼酎も盛んに市場へと送り出されていた[46]。鹿児島で本格焼酎は1500円前後の商品が消費の中心であるが[18]、より美味しい焼酎を望むニーズと、作り手のこだわりによって高価格で本格志向である味の焼酎[注釈 4]も登場した。しかし、少なからぬ弊害も生じた。ブームのピーク時には芋焼酎の原料となるサツマイモが市場に不足する深刻な問題が起きたほか[47]、一部銘柄ではプレミアがつき、一本数万円などという値段が付けられるようになり[48]、森伊蔵については偽物が出回る事件にまで発展した[49]。 本格焼酎需要急上昇に伴い、各地で焼酎の生産設備拡充や休止酒造場の再開、新規参入などが図られた。しかし2006年初頭からブームは沈静化しつつあり、例えば帝国データバンク福岡支店は2006年の売上が2年連続で下落したことから焼酎ブームは去ったと分析し、ブームの反動・縮小による焼酎業界への悪影響を懸念しており[47]、日本銀行鹿児島支店が2008年2月に公表した、今回の焼酎ブームについてまとめたリポート[12]では「今回のブームは終焉した」と指摘、「銘柄選別の時代に入った」と結論付けた[50][51]。このような状況であったが一方で麦などから芋などへの素材に対する嗜好の広がりが起こったことにより、帝国データバンク福岡支店によると、焼酎メーカー上位50社の2008年1〜12月の売上高合計は前年比3.8%増の3471億9500万円で、ピークの2004年を上回り、「過去最高」を記録するなどブームの底堅さも見せている[52]。 脚注[編集]・・・・・・たいへんお騒がせをいたしました |
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ひっく 2014/1/20 18:49:56
[返信] [編集] 1979年4月に、北海道斜里郡清里町の清里町焼酎醸造事業所が、日本で最初のジャガイモ焼酎を製造販売した。以後、北海道の多くの焼酎メーカーがジャガイモ焼酎に参入し、近年、北海道ではジャガイモ焼酎の生産が広く行われるようになっている。また、長崎県でも特産品としてジャガイモ焼酎を製造している酒蔵がある。 粕取り焼酎とカストリ[編集]粕取り焼酎[編集]もろみ取り焼酎とは別の製法で、清酒かす(日本酒の酒粕)を蒸留して造られる「粕取り焼酎」と呼ばれる焼酎がある。粕取り焼酎は九州北部を中心に発達し、全国の清酒蔵で製造されている。江戸時代の本草書『本朝食鑑』に、「焼酒は新酒の粕を蒸籠で蒸留して取る」とあるように、清酒が醸造される地域で焼酎といえば粕取り焼酎のことであった。新しくできた酒粕をそのまま蒸留する方法と、籾殻(もみがら)を混ぜて通気性を確保してから蒸留する方法があり、前者は吟醸粕取焼酎、後者を正調粕取焼酎と呼んで区別している[42]。貯蔵した酒粕を蒸留し早苗饗(さなぶり)という田植え後のお祭りで飲んだことから、別名「早苗饗焼酎」とも呼ばれる。蒸留した後の粕は田の肥料として使われていた。 太平洋戦争後、カストリと混同されたこと、独特の香りが時代の嗜好に合わなかったことなどから需要が低迷し粕取り焼酎の製造から撤退する蔵が相次いだ。また、かつては福岡県内を中心に粕取り焼酎専業の蔵も多くあったが、現在では米焼酎の製造を行うなど、専業蔵は消滅している。しかし、昨今の焼酎ブームにより、日本酒製造メーカーが粕取り焼酎に再び進出するケースが増えている[42]。 梅酒をつける際にベースとなるアルコールやみりんの主原料としても使われた他、日本酒の仕上げ工程において中途で発酵を止め、防腐や辛口に仕上げる目的で用いられる柱焼酎として使われる場合も多かった。また、外傷の消毒薬としても用いられた[29]。 カストリ[編集] 密造酒としてのカストリ酒本来の粕取り焼酎とはまったく別な、粗悪焼酎に対する俗称である。 第二次大戦後の社会混乱期、酒不足の世相の中で粗悪な密造焼酎が出回った[43]。原料・出所がまったく不明、甚だしい例では人体に有毒なメチルアルコールを水で薄めたものまで売られる始末で[43]、これら悪酔い確実な代物が俗に「カストリ」と総称された[43]ため、一般にも「カストリ=粗悪な蒸留酒」というイメージが定着した[43]。その影響で、決して粗悪でない本来の粕取り焼酎まで誤解によってイメージダウンした時期がある[43]。ここから派生した戦後の混乱期を象徴する表現として、「カストリ雑誌」という言葉もあった。 本格焼酎[編集]「本格焼酎」とは[編集] 千代香(じょか)。千代香の熱燗は芳醇な味わいが楽しめる戦後1949年の酒税法で「甲類・乙類」の分類呼称が定められたが、通常甲乙の称は等級や順位でも使われる表現であるため、ややもすれば「乙類」が「甲類」に劣ると誤解されかねなかった。これを危惧した江夏順吉(当時の霧島酒造社長)が1957年に九州旧式焼酎協議会において「本格焼酎」という呼称を提唱、1971年(昭和46年)12月10日に「酒税の保全及び酒類業組合等に関する法律施行規則」(昭和28年大蔵省令第11号)が一部改正され「本格しようちゆう」と呼称・表記することが可能となった[11][44]。(2008年12月現在、法令の条文上では「本格しようちゆう」のみが使用されており漢字の「本格焼酎」の登場例はないが、以下業界での慣用に倣って本節では後者を用いる。) しかし、「本格焼酎」の呼称を用いる基準が必ずしも明確でなかったことから議論が生じ、その結果2002年11月1日に前述の省令の一部改正により基準が強化され、以下に掲げるアルコール含有物を蒸留したものでなければ本格焼酎と名乗ることはできなくなった。なお、単に「焼酎乙類」「単式蒸留焼酎」と表示するのであれば材料は制約されない[45]。 穀類又はいも類、これらのこうじ及び水を原料として発酵させたもの 穀類のこうじ及び水を原料として発酵させたもの 清酒かす及び水を原料として発酵させたもの、清酒かす、米、米こうじ及び水を原料として発酵させたもの又は清酒かす 砂糖(政令に掲げるものに限る)、米こうじ及び水を原料として発酵させたもの(黒糖焼酎)。 穀類又はいも類、これらのこうじ、水及び国税庁長官の指定する物品を原料として発酵させたもの(その原料中国税庁長官の指定する物品の重量の合計が穀類及びいも類及びこれらのこうじの重量を超えないものに限る) 本格焼酎ブーム[編集]日本では、2003年頃から焼酎乙類を対象とする「本格焼酎ブーム」が起き、同年には焼酎類全体の出荷量が日本酒の出荷量を約50年ぶりに上回り[46][47]、2004年には売上高もピークを迎えた[47]。ブームに伴って、本格焼酎を専門に扱う焼酎バーも登場している。 ブームの影響によって、材料や製法にこだわった焼酎も盛んに市場へと送り出されていた[46]。鹿児島で本格焼酎は1500円前後の商品が消費の中心であるが[18]、より美味しい焼酎を望むニーズと、作り手のこだわりによって高価格で本格志向である味の焼酎[注釈 4]も登場した。しかし、少なからぬ弊害も生じた。ブームのピーク時には芋焼酎の原料となるサツマイモが市場に不足する深刻な問題が起きたほか[47]、一部銘柄ではプレミアがつき、一本数万円などという値段が付けられるようになり[48]、森伊蔵については偽物が出回る事件にまで発展した[49]。 本格焼酎需要急上昇に伴い、各地で焼酎の生産設備拡充や休止酒造場の再開、新規参入などが図られた。しかし2006年初頭からブームは沈静化しつつあり、例えば帝国データバンク福岡支店は2006年の売上が2年連続で下落したことから焼酎ブームは去ったと分析し、ブームの反動・縮小による焼酎業界への悪影響を懸念しており[47]、日本銀行鹿児島支店が2008年2月に公表した、今回の焼酎ブームについてまとめたリポート[12]では「今回のブームは終焉した」と指摘、「銘柄選別の時代に入った」と結論付けた[50][51]。このような状況であったが一方で麦などから芋などへの素材に対する嗜好の広がりが起こったことにより、帝国データバンク福岡支店によると、焼酎メーカー上位50社の2008年1〜12月の売上高合計は前年比3.8%増の3471億9500万円で、ピークの2004年を上回り、「過去最高」を記録するなどブームの底堅さも見せている[52]。 脚注[編集]・・・お騒がせいたしました。 |
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ひっく 2014/1/20 18:43:19
[返信] [編集] 現在では、焼き芋を原料とした「焼き芋焼酎」も作られるようになった。焼き芋に由来する甘い香りが特徴で、鳴門金時で知られる徳島県、宮崎県、鹿児島県などで製造されている。 黒糖焼酎[編集]口当たりは比較的柔らかく、癖が少ない。原料から想像されるほどに甘味は強くない。 奄美群島では江戸時代から第二次世界大戦以前まで、泡盛や黒糖酒(黒砂糖原料の蒸留酒)が製造されていた。しかし戦間期から戦後のアメリカ占領時代にかけ、米不足で泡盛の原料に事欠く一方、黒砂糖は日本本土に移出できず余剰だったことから黒糖酒が多く作られるようになった。 1953年、奄美群島の日本返還に伴い日本の税法を適用するにあたり、黒糖酒は酒税法上「焼酎」として扱われず税率が高いことから、「焼酎」扱いを望む島民の要望もあり、取り扱いに関して議論がなされた。当時の大蔵省は振興策の一環として、米こうじ使用を条件に、熊本国税局大島税務署の管轄区域(奄美群島)に限って黒糖原料の焼酎製造を特認した[29]。 以後、黒糖焼酎は奄美群島でしか製造できない特産品『奄美黒糖焼酎』となって現在に至っている。また現在、奄美群島では泡盛は製造されておらず、黒糖焼酎は全域で製造されている。 このため、奄美群島以外で製造された物は、スピリッツの扱いとなっている[注釈 3]。 小笠原諸島において、日本領土になった明治時代初期からサトウキビ栽培によって製糖業が盛んとなり、その過程で生じた副産物を発酵・蒸留した製法で、焼酎に類似する「糖酎」「泡酒」「蜜酒」と呼ばれた酒が戦前に醸造されていた[34][35]。戦時中の島民疎開により途絶えていたが、1989年(平成元年)になって村おこしの一環として小笠原村の役場・農協・商工会によってこれを扱う企業が設立され、その製法を模したラム酒が製造されている[34][35]。税法上はラム酒(スピリッツ、もしくはリキュール類)の扱いとなっている。 そば焼酎[編集]味わいは麦焼酎より更に軽く、癖が少ない。 ソバを主原料とする焼酎。発祥は新しく、1973年、宮崎県五ヶ瀬町の五ヶ瀬酒造(のちの雲海酒造)が、五ヶ瀬地方山間部の特産品であるソバを原料に取り上げ新たに開発した[36]。したがって、宮崎県において発祥した焼酎だと言える。その後、1976年に同酒造会社が本格的に宮崎県外へも販路を広げてゆき[36]、これにより、そば焼酎はより広く知られるようになった。結果、ソバの栽培が盛んな長野県や北海道でもそば焼酎の醸造が行われるようになり[36]、以後各地の焼酎メーカーで米や麦との混和タイプも含めて広く造られるようになった。そば屋においてそばをゆでたそば湯で割ったそば焼酎を提供している事例も多く見られる。ただし、そばアレルギーを持つ人はアレルギー症状が出る可能性があるので注意を要する[29]。 このそば焼酎に使用されるソバの品種は、主にダッタンソバである [37] 。 しかし、ソバだけを主原料として製造を行うのは比較的難しいため、しばしばコメなど他の焼酎の原料と混ぜた上で仕込みが行われ、製造が開始される [37] 。 したがって、そば焼酎とは言っても、例えば、主原料としてソバとコメとが併用されている場合もあるのである [38] 。 それに対して、米麹こそ使用しているものの、それ以外は全量をソバだけで製造しているそば焼酎も存在する [39] 。 なお、焼酎は全般にコメに麹菌を繁殖させた米麹が多く使用されており、これはそば焼酎においても例外ではない。しかし、ムギに麹菌を繁殖させた麦麹を使用したそば焼酎も見られる [40] 。 現在では、宝酒造が独自の技術により完全なソバ麹を作ることに成功し、ソバ100%の「十割(とわり)」を発売している[41]。 このように、一口にそば焼酎と言っても様々なタイプがあるわけだが、この点も他の焼酎と同様である。 栗焼酎[編集]栗の香りとまろやかでほのかな甘みがあるのど越しが特徴。 クリを主原料とする焼酎。1976年、宮崎県延岡市の佐藤焼酎製造場が地元産である栗を原料に用い栗焼酎を発売。その後、愛媛県など各地の栗特産地を中心に作られるようになった。 泡盛[編集]沖縄県特産の蒸留酒である泡盛は米を原料としており、その製法は一般的な焼酎と差異があるものの、税法上は焼酎乙類の範疇に入れられている[1]。 法制上、泡盛自体は日本全国で製造することができるが、「琉球泡盛」という表示は世界貿易機関のTRIPS協定に基づいて沖縄県産の物のみに認められている。 詳細は「泡盛」を参照 ジャガイモ焼酎[編集]サツマイモで作る芋焼酎と比べ癖が少なく飲みやすいものから、独特の青臭い香りの強いものまである。 1979年4月に、北海道斜里郡清里町の清里町焼酎醸造事業所が、日本で最初のジャガイモ焼酎を製造販売した。以後、北海道の多くの焼酎メーカーがジャガイモ焼酎に参入し、近年、北海道ではジャガイモ焼酎の生産が広く行われるようになっている。また、長崎県でも特産品としてジャガイモ焼酎を製造している酒蔵がある。 粕取り焼酎とカストリ[編集]粕取り焼酎[編集]もろみ取り焼酎とは別の製法で、清酒かす(日本酒の酒粕)を蒸留して造られる「粕取り焼酎」と呼ばれる焼酎がある。粕取り焼酎は九州北部を中心に発達し、全国の清酒蔵で製造されている。江戸時代の本草書『本朝食鑑』に、「焼酒は新酒の粕を蒸籠で蒸留して取る」とあるように、清酒が醸造される地域で焼酎といえば粕取り焼酎のことであった。新しくできた酒粕をそのまま蒸留する方法と、籾殻(もみがら)を混ぜて通気性を確保してから蒸留する方法があり、前者は吟醸粕取焼酎、後者を正調粕取焼酎と呼んで区別している[42]。貯蔵した酒粕を蒸留し早苗饗(さなぶり)という田植え後のお祭りで飲んだことから、別名「早苗饗焼酎」とも呼ばれる。蒸留した後の粕は田の肥料として使われていた。 太平洋戦争後、カストリと混同されたこと、独特の香りが時代の嗜好に合わなかったことなどから需要が低迷し粕取り焼酎の製造から撤退する蔵が相次いだ。また、かつては福岡県内を中心に粕取り焼酎専業の蔵も多くあったが、現在では米焼酎の製造を行うなど、専業蔵は消滅している。しかし、昨今の焼酎ブームにより、日本酒製造メーカーが粕取り焼酎に再び進出するケースが増えている[42]。 梅酒をつける際にベースとなるアルコールやみりんの主原料としても使われた他、日本酒の仕上げ工程において中途で発酵を止め、防腐や辛口に仕上げる目的で用いられる柱焼酎として使われる場合も多かった。また、外傷の消毒薬としても用いられた[29]。 カストリ[編集] 密造酒としてのカストリ酒本来の粕取り焼酎とはまったく別な、粗悪焼酎に対する俗称である。 第二次大戦後の社会混乱期、酒不足の世相の中で粗悪な密造焼酎が出回った[43]。原料・出所がまったく不明、甚だしい例では人体に有毒なメチルアルコールを水で薄めたものまで売られる始末で[43]、これら悪酔い確実な代物が俗に「カストリ」と総称された[43]ため、一般にも「カストリ=粗悪な蒸留酒」というイメージが定着した[43]。その影響で、決して粗悪でない本来の粕取り焼酎まで誤解によってイメージダウンした時期がある[43]。ここから派生した戦後の混乱期を象徴する表現として、「カストリ雑誌」という言葉もあった。 本格焼酎[編集]「本格焼酎」とは[編集] 千代香(じょか)。千代香の熱燗は芳醇な味わいが楽しめる戦後1949年の酒税法で「甲類・乙類」の分類呼称が定められたが、通常甲乙の称は等級や順位でも使われる表現であるため、ややもすれば「乙類」が「甲類」に劣ると誤解されかねなかった。これを危惧した江夏順吉(当時の霧島酒造社長)が1957年に九州旧式焼酎協議会において「本格焼酎」という呼称を提唱、1971年(昭和46年)12月10日に「酒税の保全及び酒類業組合等に関する法律施行規則」(昭和28年大蔵省令第11号)が一部改正され「本格しようちゆう」と呼称・表記することが可能となった[11][44]。(2008年12月現在、法令の条文上では「本格しようちゆう」のみが使用されており漢字の「本格焼酎」の登場例はないが、以下業界での慣用に倣って本節では後者を用いる。) しかし、「本格焼酎」の呼称を用いる基準が必ずしも明確でなかったことから議論が生じ、その結果2002年11月1日に前述の省令の一部改正により基準が強化され、以下に掲げるアルコール含有物を蒸留したものでなければ本格焼酎と名乗ることはできなくなった。なお、単に「焼酎乙類」「単式蒸留焼酎」と表示するのであれば材料は制約されない[45]。 穀類又はいも類、これらのこうじ及び水を原料として発酵させたもの 穀類のこうじ及び水を原料として発酵させたもの 清酒かす及び水を原料として発酵させたもの、清酒かす、米、米こうじ及び水を原料として発酵させたもの又は清酒かす 砂糖(政令に掲げるものに限る)、米こうじ及び水を原料として発酵させたもの(黒糖焼酎)。 穀類又はいも類、これらのこうじ、水及び国税庁長官の指定する物品を原料として発酵させたもの(その原料中国税庁長官の指定する物品の重量の合計が穀類及びいも類及びこれらのこうじの重量を超えないものに限る) 本格焼酎ブーム[編集]日本では、2003年頃から焼酎乙類を対象とする「本格焼酎ブーム」が起き、同年には焼酎類全体の出荷量が日本酒の出荷量を約50年ぶりに上回り[46][47]、2004年には売上高もピークを迎えた[47]。ブームに伴って、本格焼酎を専門に扱う焼酎バーも登場している。 ブームの影響によって、材料や製法にこだわった焼酎も盛んに市場へと送り出されていた[46]。鹿児島で本格焼酎は1500円前後の商品が消費の中心であるが[18]、より美味しい焼酎を望むニーズと、作り手のこだわりによって高価格で本格志向である味の焼酎[注釈 4]も登場した。しかし、少なからぬ弊害も生じた。ブームのピーク時には芋焼酎の原料となるサツマイモが市場に不足する深刻な問題が起きたほか[47]、一部銘柄ではプレミアがつき、一本数万円などという値段が付けられるようになり[48]、森伊蔵については偽物が出回る事件にまで発展した[49]。 本格焼酎需要急上昇に伴い、各地で焼酎の生産設備拡充や休止酒造場の再開、新規参入などが図られた。しかし2006年初頭からブームは沈静化しつつあり、例えば帝国データバンク福岡支店は2006年の売上が2年連続で下落したことから焼酎ブームは去ったと分析し、ブームの反動・縮小による焼酎業界への悪影響を懸念しており[47]、日本銀行鹿児島支店が2008年2月に公表した、今回の焼酎ブームについてまとめたリポート[12]では「今回のブームは終焉した」と指摘、「銘柄選別の時代に入った」と結論付けた[50][51]。このような状況であったが一方で麦などから芋などへの素材に対する嗜好の広がりが起こったことにより、帝国データバンク福岡支店によると、焼酎メーカー上位50社の2008年1〜12月の売上高合計は前年比3.8%増の3471億9500万円で、ピークの2004年を上回り、「過去最高」を記録するなどブームの底堅さも見せている[52]。 脚注[編集] |
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ひっく 2014/1/20 18:39:35
[返信] [編集] 混和焼酎[編集]甲類と乙類を混和したものである。甲類と乙類のどちらが多いかで呼び名が異なる。乙類を50%以上95%未満混和したものを「乙甲混和焼酎」、乙類を5%以上50%未満混和したものを「甲乙混和焼酎」と呼ぶ[1]。 以前は本格焼酎と紛らわしい表示がされたり、混和率などの情報が表示されなかった商品もあったが、業界内で混和焼酎の表示に関する自主基準を設けて、2005年(平成17年)1月1日から実施している[24][25]。 乙甲混和焼酎[編集] この節は検証可能な参考文献や出典が全く示されていないか、不十分です。出典を追加して記事の信頼性向上にご協力ください。(2008年2月) 乙類100%では匂いが強いなどの理由で飲みにくいと敬遠されることがあるため、これらを和らげるために用いられる。飲みやすさへの志向が強い。三種類以上の酒を混和することもある。 甲乙混和焼酎[編集] この節は検証可能な参考文献や出典が全く示されていないか、不十分です。出典を追加して記事の信頼性向上にご協力ください。(2008年2月) 安価な甲類の利点を活かしながら、乙類の風味を加えることで安価で風味のある製品を作ることができる。価格への志向が強い大手メーカーから多くの銘柄が出荷され、1800ml、900ml、200mlなどのパックが店頭に並んでいる。 その他の焼酎[編集]上記の焼酎のほか、近年は日本各地で様々な原料を利用した焼酎が造られている[26][27]。 一般的な主原料(糖蜜、麦などの穀類)以外を主原料に用いた甲類焼酎。 乙類焼酎で主原料に独自の原料を用いたもの[26]。そば焼酎はこの中でも抜きん出て成功した例と言える[26]。 一般的な既存の甲類・乙類焼酎または混和焼酎に、独自原料の果汁・エキス類を混和した、リキュールの一種とも言うべきもの(柑橘、シソ、茶、昆布、トマト、ゴマ、牛乳などの焼酎)[26]。 乙類の種類[編集]焼酎乙類は一次発酵・二次発酵を経てつくられたもろみを蒸留して製造されるものが主流をしめており、粕取り焼酎は1000klに満たない[28] 。以下のような種類がある。 米焼酎[編集]日本酒同様、米を原料とする。味はやや濃厚。 主要生産地は熊本県南部の人吉盆地(人吉・球磨地方)で、28の蔵元がひしめく。人吉盆地で生産される米焼酎は特に「球磨焼酎」とよばれ、世界貿易機関のTRIPS協定に基づく産地表示の保護指定を受けている。また、2006年には地域団体商標として登録されている。香りや味わいは日本酒に近くフルーティで、減圧蒸留の普及もあって初心者にも受け入れやすい焼酎である[29]。 この他、日本酒の名産地(秋田県、新潟県等)でも米焼酎が生産されている。 麦焼酎[編集]一般に米焼酎より癖が少なく、飲みやすいと言われる。 もともと長崎県壱岐で生産され始めたのが最初である。「壱岐焼酎」は世界貿易機関のTRIPS協定に基づく産地表示の保護指定を受けている。壱岐焼酎は米麹に麦を掛け合わせている[29]。 麦焼酎は1960年代まで焼酎の中ではメジャーな存在ではなかったが、東京農業大学の柳田藤治によってイオン交換濾過法を麦焼酎へ応用する手法が開発され、宮崎県の柳田酒造によって実際の使用方法が確立すると多くの麦焼酎メーカーがイオン交換濾過法を導入することとなった[30]。 その後、1960年代後半から大分県で生産されている麦麹に麦を掛け合わせる麦焼酎が日本各地で注目を浴び、現在では大分県も麦焼酎の一大産地となっている。なお、「大分麦焼酎」は地域団体商標として登録されている[31]。 芋焼酎[編集] 様々な芋焼酎味はかなり濃厚で、しばしば独特の臭みがあるため、好き嫌いが分かれると言われる。しかし、近年では「白金酒造株式会社」などにより、鮮度の良い芋を厳選し、臭みの元となる傷んだ部分やヘタなどを切り落としてから焼酎にする[3]などの努力がなされた結果、従来のような臭みは少なくなっている。 江戸時代から南九州で広く栽培されているサツマイモを原料とした焼酎。鹿児島県や宮崎県南部で広く飲まれている。使用される麹はほとんどが米麹。サツマイモ100%焼酎は製造されたことがなかったが、1997年に国分酒造協業組合が日本で初めてとなるサツマイモ100%焼酎を発売したことで、芋麹も一般化、現在では多くのメーカーがサツマイモ100%焼酎を発売している[29]。 主産地は鹿児島県と宮崎県南部[32]。他の産地として、薩摩出身の流人である丹宗右衛門が製法を持ち込んだ八丈島[33]などが挙げられる。鹿児島で生産される「薩摩焼酎」は、世界貿易機関のTRIPS協定に基づく産地表示の保護指定を受けている。 現在では、焼き芋を原料とした「焼き芋焼酎」も作られるようになった。焼き芋に由来する甘い香りが特徴で、鳴門金時で知られる徳島県、宮崎県、鹿児島県などで製造されている。 黒糖焼酎[編集]口当たりは比較的柔らかく、癖が少ない。原料から想像されるほどに甘味は強くない。 奄美群島では江戸時代から第二次世界大戦以前まで、泡盛や黒糖酒(黒砂糖原料の蒸留酒)が製造されていた。しかし戦間期から戦後のアメリカ占領時代にかけ、米不足で泡盛の原料に事欠く一方、黒砂糖は日本本土に移出できず余剰だったことから黒糖酒が多く作られるようになった。 1953年、奄美群島の日本返還に伴い日本の税法を適用するにあたり、黒糖酒は酒税法上「焼酎」として扱われず税率が高いことから、「焼酎」扱いを望む島民の要望もあり、取り扱いに関して議論がなされた。当時の大蔵省は振興策の一環として、米こうじ使用を条件に、熊本国税局大島税務署の管轄区域(奄美群島)に限って黒糖原料の焼酎製造を特認した[29]。 以後、黒糖焼酎は奄美群島でしか製造できない特産品『奄美黒糖焼酎』となって現在に至っている。また現在、奄美群島では泡盛は製造されておらず、黒糖焼酎は全域で製造されている。 このため、奄美群島以外で製造された物は、スピリッツの扱いとなっている[注釈 3]。 小笠原諸島において、日本領土になった明治時代初期からサトウキビ栽培によって製糖業が盛んとなり、その過程で生じた副産物を発酵・蒸留した製法で、焼酎に類似する「糖酎」「泡酒」「蜜酒」と呼ばれた酒が戦前に醸造されていた[34][35]。戦時中の島民疎開により途絶えていたが、1989年(平成元年)になって村おこしの一環として小笠原村の役場・農協・商工会によってこれを扱う企業が設立され、その製法を模したラム酒が製造されている[34][35]。税法上はラム酒(スピリッツ、もしくはリキュール類)の扱いとなっている。 そば焼酎[編集]味わいは麦焼酎より更に軽く、癖が少ない。 ソバを主原料とする焼酎。発祥は新しく、1973年、宮崎県五ヶ瀬町の五ヶ瀬酒造(のちの雲海酒造)が、五ヶ瀬地方山間部の特産品であるソバを原料に取り上げ新たに開発した[36]。したがって、宮崎県において発祥した焼酎だと言える。その後、1976年に同酒造会社が本格的に宮崎県外へも販路を広げてゆき[36]、これにより、そば焼酎はより広く知られるようになった。結果、ソバの栽培が盛んな長野県や北海道でもそば焼酎の醸造が行われるようになり[36]、以後各地の焼酎メーカーで米や麦との混和タイプも含めて広く造られるようになった。そば屋においてそばをゆでたそば湯で割ったそば焼酎を提供している事例も多く見られる。ただし、そばアレルギーを持つ人はアレルギー症状が出る可能性があるので注意を要する[29]。 このそば焼酎に使用されるソバの品種は、主にダッタンソバである [37] 。 しかし、ソバだけを主原料として製造を行うのは比較的難しいため、しばしばコメなど他の焼酎の原料と混ぜた上で仕込みが行われ、製造が開始される [37] 。 したがって、そば焼酎とは言っても、例えば、主原料としてソバとコメとが併用されている場合もあるのである [38] 。 それに対して、米麹こそ使用しているものの、それ以外は全量をソバだけで製造しているそば焼酎も存在する [39] 。 なお、焼酎は全般にコメに麹菌を繁殖させた米麹が多く使用されており、これはそば焼酎においても例外ではない。しかし、ムギに麹菌を繁殖させた麦麹を使用したそば焼酎も見られる [40] 。 現在では、宝酒造が独自の技術により完全なソバ麹を作ることに成功し、ソバ100%の「十割(とわり)」を発売している[41]。 このように、一口にそば焼酎と言っても様々なタイプがあるわけだが、この点も他の焼酎と同様である。 栗焼酎[編集]栗の香りとまろやかでほのかな甘みがあるのど越しが特徴。 クリを主原料とする焼酎。1976年、宮崎県延岡市の佐藤焼酎製造場が地元産である栗を原料に用い栗焼酎を発売。その後、愛媛県など各地の栗特産地を中心に作られるようになった。 泡盛[編集]沖縄県特産の蒸留酒である泡盛は米を原料としており、その製法は一般的な焼酎と差異があるものの、税法上は焼酎乙類の範疇に入れられている[1]。 法制上、泡盛自体は日本全国で製造することができるが、「琉球泡盛」という表示は世界貿易機関のTRIPS協定に基づいて沖縄県産の物のみに認められている。 詳細は「泡盛」を参照 ジャガイモ焼酎[編集]サツマイモで作る芋焼酎と比べ癖が少なく飲みやすいものから、独特の青臭い香りの強いものまである。 1979年4月に、北海道斜里郡清里町の清里町焼酎醸造事業所が、日本で最初のジャガイモ焼酎を製造販売した。以後、北海道の多くの焼酎メーカーがジャガイモ焼酎に参入し、近年、北海道ではジャガイモ焼酎の生産が広く行われるようになっている。また、長崎県でも特産品としてジャガイモ焼酎を製造している酒蔵がある。 粕取り焼酎とカストリ[編集]粕取り焼酎[編集]もろみ取り焼酎とは別の製法で、清酒かす(日本酒の酒粕)を蒸留して造られる「粕取り焼酎」と呼ばれる焼酎がある。粕取り焼酎は九州北部を中心に発達し、全国の清酒蔵で製造されている。江戸時代の本草書『本朝食鑑』に、「焼酒は新酒の粕を蒸籠で蒸留して取る」とあるように、清酒が醸造される地域で焼酎といえば粕取り焼酎のことであった。新しくできた酒粕をそのまま蒸留する方法と、籾殻(もみがら)を混ぜて通気性を確保してから蒸留する方法があり、前者は吟醸粕取焼酎、後者を正調粕取焼酎と呼んで区別している[42]。貯蔵した酒粕を蒸留し早苗饗(さなぶり)という田植え後のお祭りで飲んだことから、別名「早苗饗焼酎」とも呼ばれる。蒸留した後の粕は田の肥料として使われていた。 太平洋戦争後、カストリと混同されたこと、独特の香りが時代の嗜好に合わなかったことなどから需要が低迷し粕取り焼酎の製造から撤退する蔵が相次いだ。また、かつては福岡県内を中心に粕取り焼酎専業の蔵も多くあったが、現在では米焼酎の製造を行うなど、専業蔵は消滅している。しかし、昨今の焼酎ブームにより、日本酒製造メーカーが粕取り焼酎に再び進出するケースが増えている[42]。 梅酒をつける際にベースとなるアルコールやみりんの主原料としても使われた他、日本酒の仕上げ工程において中途で発酵を止め、防腐や辛口に仕上げる目的で用いられる柱焼酎として使われる場合も多かった。また、外傷の消毒薬としても用いられた[29]。 カストリ[編集] 密造酒としてのカストリ酒本来の粕取り焼酎とはまったく別な、粗悪焼酎に対する俗称である。 第二次大戦後の社会混乱期、酒不足の世相の中で粗悪な密造焼酎が出回った[43]。原料・出所がまったく不明、甚だしい例では人体に有毒なメチルアルコールを水で薄めたものまで売られる始末で[43]、これら悪酔い確実な代物が俗に「カストリ」と総称された[43]ため、一般にも「カストリ=粗悪な蒸留酒」というイメージが定着した[43]。その影響で、決して粗悪でない本来の粕取り焼酎まで誤解によってイメージダウンした時期がある[43]。ここから派生した戦後の混乱期を象徴する表現として、「カストリ雑誌」という言葉もあった。 本格焼酎[編集]「本格焼酎」とは[編集] 千代香(じょか)。千代香の熱燗は芳醇な味わいが楽しめる戦後1949年の酒税法で「甲類・乙類」の分類呼称が定められたが、通常甲乙の称は等級や順位でも使われる表現であるため、ややもすれば「乙類」が「甲類」に劣ると誤解されかねなかった。これを危惧した江夏順吉(当時の霧島酒造社長)が1957年に九州旧式焼酎協議会において「本格焼酎」という呼称を提唱、1971年(昭和46年)12月10日に「酒税の保全及び酒類業組合等に関する法律施行規則」(昭和28年大蔵省令第11号)が一部改正され「本格しようちゆう」と呼称・表記することが可能となった[11][44]。(2008年12月現在、法令の条文上では「本格しようちゆう」のみが使用されており漢字の「本格焼酎」の登場例はないが、以下業界での慣用に倣って本節では後者を用いる。) しかし、「本格焼酎」の呼称を用いる基準が必ずしも明確でなかったことから議論が生じ、その結果2002年11月1日に前述の省令の一部改正により基準が強化され、以下に掲げるアルコール含有物を蒸留したものでなければ本格焼酎と名乗ることはできなくなった。なお、単に「焼酎乙類」「単式蒸留焼酎」と表示するのであれば材料は制約されない[45]。 穀類又はいも類、これらのこうじ及び水を原料として発酵させたもの 穀類のこうじ及び水を原料として発酵させたもの 清酒かす及び水を原料として発酵させたもの、清酒かす、米、米こうじ及び水を原料として発酵させたもの又は清酒かす 砂糖(政令に掲げるものに限る)、米こうじ及び水を原料として発酵させたもの(黒糖焼酎)。 穀類又はいも類、これらのこうじ、水及び国税庁長官の指定する物品を原料として発酵させたもの(その原料中国税庁長官の指定する物品の重量の合計が穀類及びいも類及びこれらのこうじの重量を超えないものに限る) 本格焼酎ブーム[編集]日本では、2003年頃から焼酎乙類を対象とする「本格焼酎ブーム」が起き、同年には焼酎類全体の出荷量が日本酒の出荷量を約50年ぶりに上回り[46][47]、2004年には売上高もピークを迎えた[47]。ブームに伴って、本格焼酎を専門に扱う焼酎バーも登場している。 ブームの影響によって、材料や製法にこだわった焼酎も盛んに市場へと送り出されていた[46]。鹿児島で本格焼酎は1500円前後の商品が消費の中心であるが[18]、より美味しい焼酎を望むニーズと、作り手のこだわりによって高価格で本格志向である味の焼酎[注釈 4]も登場した。しかし、少なからぬ弊害も生じた。ブームのピーク時には芋焼酎の原料となるサツマイモが市場に不足する深刻な問題が起きたほか[47]、一部銘柄ではプレミアがつき、一本数万円などという値段が付けられるようになり[48]、森伊蔵については偽物が出回る事件にまで発展した[49]。 本格焼酎需要急上昇に伴い、各地で焼酎の生産設備拡充や休止酒造場の再開、新規参入などが図られた。しかし2006年初頭からブームは沈静化しつつあり、例えば帝国データバンク福岡支店は2006年の売上が2年連続で下落したことから焼酎ブームは去ったと分析し、ブームの反動・縮小による焼酎業界への悪影響を懸念しており[47]、日本銀行鹿児島支店が2008年2月に公表した、今回の焼酎ブームについてまとめたリポート[12]では「今回のブームは終焉した」と指摘、「銘柄選別の時代に入った」と結論付けた[50][51]。このような状況であったが一方で麦などから芋などへの素材に対する嗜好の広がりが起こったことにより、帝国データバンク福岡支店によると、焼酎メーカー上位50社の2008年1〜12月の売上高合計は前年比3.8%増の3471億9500万円で、ピークの2004年を上回り、「過去最高」を記録するなどブームの底堅さも見せている[52]。 脚注[編集] 暇田 |
| Re: アホスレ | |
| ゲスト |
ひっく 2014/1/20 18:33:18
[返信] [編集] 甲類と乙類[編集]連続式蒸留焼酎(焼酎甲類)[編集]一般に糖蜜等を原料とした発酵液をもとに、連続式蒸留器で蒸留して高純度エタノールを生成し、これに加水したものである[1]。 日本の税法上はアルコール度数36%未満[1]。製法上、何度も蒸留を行うため、アルコール純度が高くなり、原料本来の風味が失われるため、味覚の個性は薄い[11][12]。また、甲類の範囲にてブレンド、熟成、蒸留回数、蒸留機、加水種類、原料、等で変化をつけることによって、ある程度の特徴的な風味を持つものも存在する[注釈 2]。 低コストでの大量生産に適するため、大手企業によって量産され、それらの販売シェアが高い状況となっている[13]。手を加えて飲まれることもあり、チューハイなどのベースや、リキュールの材料、或いはカクテル作りの際に用いられたり、ジン・ウォッカなどの代用品として使用されることもある。梅酒などの果実酒づくりに用いられる「ホワイトリカー」もこの甲類焼酎である。 税法上では「連続式蒸留焼酎」表記の代わりに「ホワイトリカー(1)」と表記することも認められる[1]。 単式蒸留焼酎(焼酎乙類)[編集]米、麦などを原料とし、単式蒸留器で蒸留して造る焼酎である[1]。 日本の税法上はアルコール度数45%以下[1]。基本的に1回のみの蒸留のため、原料本来の風味や旨み成分が生きていることが特徴である[11][12][14][15]。南九州地方が特産地として有名[4]。 製造法の流れは以下の通りである[16]。 1.元の原材料(多くの場合は米ないしは麦)へ麹菌を生やし、麹をつくる。 2.タンクや甕(かめ)に麹と水、酵母を加えて一次仕込みを行い、5日間ほど発酵させてもろみを造る(一次もろみ)。 3.一次もろみの中へ主原料(掛原料)と水を加え2次仕込みを行い、8〜10日間発酵させる(二次もろみ)。このとき投入した主原料が焼酎の冠表示ができる。主原料にサツマイモを使うと「芋焼酎」となる。 4.アルコールが生成された2次もろみを蒸留する。 近年、蒸留時に蒸留機内の気圧を低下させる減圧蒸留と呼ばれる手法が導入された。これに対して、蒸留機内を減圧しない伝統的な蒸留を常圧蒸留と呼ぶ。減圧蒸留では蒸留機内のエタノールの沸点温度が低下し、低温での蒸留が行われるため、フーゼル油などの成分をあまり含まず雑味の少ない蒸留液を得る。一方、常圧蒸留ではフーゼル油などを含む、クセの強い豊かな風味の蒸留液を得る[17]。 産地の南九州では、お湯割りで飲まれることが多い[11][18]。お湯割りは、酒杯に先に湯を入れ、後から焼酎を静かに加えて作る。こうすると対流が発生し、自然に混ざった状態となる[11]。先に焼酎と水を合わせておき、一日もしくは数日おいて馴染ませたものを黒ぢょか等の酒器にて燗をして飲むこともある[11][19]。 旧酒税法が制定された1940年以来、単式蒸留焼酎(乙種)は酒税の保全や過当競争防止等の理由にて麦・米・さつまいも・そばの主要4品種については新規製造免許を認めない方針によって[20][21]、製造の新規参入ができない状態が長らく続いていたが、構造改革の一環として国税庁が2005年に規制緩和の見解を示し、一部地域・条件付きながら2006年以降に新規免許が認められる事となった[22]。 税法上では「単式蒸留焼酎」表記の代わりに「焼酎乙類」「ホワイトリカー(2)」と表記することも認められている。また、後述するように、焼酎甲類に対して劣るという誤解を避けるために本格焼酎という呼称も用いられる[1]。 未納税移出[編集]単式蒸留焼酎の世界では未納税移出[23]、いわゆる「桶買い」「桶売り」という制度がよく使われている。これは同一の酒類製造免許をもつ事業者同士で生産した酒類をやり取りする場合には酒税がかからないという制度を利用したもので、清酒の世界でもよく行われている。単式蒸留焼酎業界では大分県の大手麦焼酎メーカーが鹿児島や宮崎の芋焼酎メーカーの閑散期に麦焼酎の生産を委託することが多い。 この制度があるため、単式蒸留焼酎製造メーカーの統計を見ると生産量と出荷量と実際にそのメーカーのブランドで販売された量が異なっていることがある。このことから国税庁の資料では出荷量や生産量ではなく、あくまで税金がかかる出荷をした場合の数量、すなわち課税移出数量で統計を管理している。マスメディアなどで「出荷量」という場合には未納税移出数量を含んだ「実出荷量」と未納税移出数量を除いた「課税移出数量」を混同して報道しているケースがあるので注意が必要である。 混和焼酎[編集]甲類と乙類を混和したものである。甲類と乙類のどちらが多いかで呼び名が異なる。乙類を50%以上95%未満混和したものを「乙甲混和焼酎」、乙類を5%以上50%未満混和したものを「甲乙混和焼酎」と呼ぶ[1]。 以前は本格焼酎と紛らわしい表示がされたり、混和率などの情報が表示されなかった商品もあったが、業界内で混和焼酎の表示に関する自主基準を設けて、2005年(平成17年)1月1日から実施している[24][25]。 乙甲混和焼酎[編集] この節は検証可能な参考文献や出典が全く示されていないか、不十分です。出典を追加して記事の信頼性向上にご協力ください。(2008年2月) 乙類100%では匂いが強いなどの理由で飲みにくいと敬遠されることがあるため、これらを和らげるために用いられる。飲みやすさへの志向が強い。三種類以上の酒を混和することもある。 甲乙混和焼酎[編集] この節は検証可能な参考文献や出典が全く示されていないか、不十分です。出典を追加して記事の信頼性向上にご協力ください。(2008年2月) 安価な甲類の利点を活かしながら、乙類の風味を加えることで安価で風味のある製品を作ることができる。価格への志向が強い大手メーカーから多くの銘柄が出荷され、1800ml、900ml、200mlなどのパックが店頭に並んでいる。 その他の焼酎[編集]上記の焼酎のほか、近年は日本各地で様々な原料を利用した焼酎が造られている[26][27]。 一般的な主原料(糖蜜、麦などの穀類)以外を主原料に用いた甲類焼酎。 乙類焼酎で主原料に独自の原料を用いたもの[26]。そば焼酎はこの中でも抜きん出て成功した例と言える[26]。 一般的な既存の甲類・乙類焼酎または混和焼酎に、独自原料の果汁・エキス類を混和した、リキュールの一種とも言うべきもの(柑橘、シソ、茶、昆布、トマト、ゴマ、牛乳などの焼酎)[26]。 乙類の種類[編集]焼酎乙類は一次発酵・二次発酵を経てつくられたもろみを蒸留して製造されるものが主流をしめており、粕取り焼酎は1000klに満たない[28] 。以下のような種類がある。 米焼酎[編集]日本酒同様、米を原料とする。味はやや濃厚。 主要生産地は熊本県南部の人吉盆地(人吉・球磨地方)で、28の蔵元がひしめく。人吉盆地で生産される米焼酎は特に「球磨焼酎」とよばれ、世界貿易機関のTRIPS協定に基づく産地表示の保護指定を受けている。また、2006年には地域団体商標として登録されている。香りや味わいは日本酒に近くフルーティで、減圧蒸留の普及もあって初心者にも受け入れやすい焼酎である[29]。 この他、日本酒の名産地(秋田県、新潟県等)でも米焼酎が生産されている。 麦焼酎[編集]一般に米焼酎より癖が少なく、飲みやすいと言われる。 もともと長崎県壱岐で生産され始めたのが最初である。「壱岐焼酎」は世界貿易機関のTRIPS協定に基づく産地表示の保護指定を受けている。壱岐焼酎は米麹に麦を掛け合わせている[29]。 麦焼酎は1960年代まで焼酎の中ではメジャーな存在ではなかったが、東京農業大学の柳田藤治によってイオン交換濾過法を麦焼酎へ応用する手法が開発され、宮崎県の柳田酒造によって実際の使用方法が確立すると多くの麦焼酎メーカーがイオン交換濾過法を導入することとなった[30]。 その後、1960年代後半から大分県で生産されている麦麹に麦を掛け合わせる麦焼酎が日本各地で注目を浴び、現在では大分県も麦焼酎の一大産地となっている。なお、「大分麦焼酎」は地域団体商標として登録されている[31]。 芋焼酎[編集] 様々な芋焼酎味はかなり濃厚で、しばしば独特の臭みがあるため、好き嫌いが分かれると言われる。しかし、近年では「白金酒造株式会社」などにより、鮮度の良い芋を厳選し、臭みの元となる傷んだ部分やヘタなどを切り落としてから焼酎にする[3]などの努力がなされた結果、従来のような臭みは少なくなっている。 江戸時代から南九州で広く栽培されているサツマイモを原料とした焼酎。鹿児島県や宮崎県南部で広く飲まれている。使用される麹はほとんどが米麹。サツマイモ100%焼酎は製造されたことがなかったが、1997年に国分酒造協業組合が日本で初めてとなるサツマイモ100%焼酎を発売したことで、芋麹も一般化、現在では多くのメーカーがサツマイモ100%焼酎を発売している[29]。 主産地は鹿児島県と宮崎県南部[32]。他の産地として、薩摩出身の流人である丹宗右衛門が製法を持ち込んだ八丈島[33]などが挙げられる。鹿児島で生産される「薩摩焼酎」は、世界貿易機関のTRIPS協定に基づく産地表示の保護指定を受けている。 現在では、焼き芋を原料とした「焼き芋焼酎」も作られるようになった。焼き芋に由来する甘い香りが特徴で、鳴門金時で知られる徳島県、宮崎県、鹿児島県などで製造されている。 黒糖焼酎[編集]口当たりは比較的柔らかく、癖が少ない。原料から想像されるほどに甘味は強くない。 奄美群島では江戸時代から第二次世界大戦以前まで、泡盛や黒糖酒(黒砂糖原料の蒸留酒)が製造されていた。しかし戦間期から戦後のアメリカ占領時代にかけ、米不足で泡盛の原料に事欠く一方、黒砂糖は日本本土に移出できず余剰だったことから黒糖酒が多く作られるようになった。 1953年、奄美群島の日本返還に伴い日本の税法を適用するにあたり、黒糖酒は酒税法上「焼酎」として扱われず税率が高いことから、「焼酎」扱いを望む島民の要望もあり、取り扱いに関して議論がなされた。当時の大蔵省は振興策の一環として、米こうじ使用を条件に、熊本国税局大島税務署の管轄区域(奄美群島)に限って黒糖原料の焼酎製造を特認した[29]。 以後、黒糖焼酎は奄美群島でしか製造できない特産品『奄美黒糖焼酎』となって現在に至っている。また現在、奄美群島では泡盛は製造されておらず、黒糖焼酎は全域で製造されている。 このため、奄美群島以外で製造された物は、スピリッツの扱いとなっている[注釈 3]。 小笠原諸島において、日本領土になった明治時代初期からサトウキビ栽培によって製糖業が盛んとなり、その過程で生じた副産物を発酵・蒸留した製法で、焼酎に類似する「糖酎」「泡酒」「蜜酒」と呼ばれた酒が戦前に醸造されていた[34][35]。戦時中の島民疎開により途絶えていたが、1989年(平成元年)になって村おこしの一環として小笠原村の役場・農協・商工会によってこれを扱う企業が設立され、その製法を模したラム酒が製造されている[34][35]。税法上はラム酒(スピリッツ、もしくはリキュール類)の扱いとなっている。 そば焼酎[編集]味わいは麦焼酎より更に軽く、癖が少ない。 ソバを主原料とする焼酎。発祥は新しく、1973年、宮崎県五ヶ瀬町の五ヶ瀬酒造(のちの雲海酒造)が、五ヶ瀬地方山間部の特産品であるソバを原料に取り上げ新たに開発した[36]。したがって、宮崎県において発祥した焼酎だと言える。その後、1976年に同酒造会社が本格的に宮崎県外へも販路を広げてゆき[36]、これにより、そば焼酎はより広く知られるようになった。結果、ソバの栽培が盛んな長野県や北海道でもそば焼酎の醸造が行われるようになり[36]、以後各地の焼酎メーカーで米や麦との混和タイプも含めて広く造られるようになった。そば屋においてそばをゆでたそば湯で割ったそば焼酎を提供している事例も多く見られる。ただし、そばアレルギーを持つ人はアレルギー症状が出る可能性があるので注意を要する[29]。 このそば焼酎に使用されるソバの品種は、主にダッタンソバである [37] 。 しかし、ソバだけを主原料として製造を行うのは比較的難しいため、しばしばコメなど他の焼酎の原料と混ぜた上で仕込みが行われ、製造が開始される [37] 。 したがって、そば焼酎とは言っても、例えば、主原料としてソバとコメとが併用されている場合もあるのである [38] 。 それに対して、米麹こそ使用しているものの、それ以外は全量をソバだけで製造しているそば焼酎も存在する [39] 。 なお、焼酎は全般にコメに麹菌を繁殖させた米麹が多く使用されており、これはそば焼酎においても例外ではない。しかし、ムギに麹菌を繁殖させた麦麹を使用したそば焼酎も見られる [40] 。 現在では、宝酒造が独自の技術により完全なソバ麹を作ることに成功し、ソバ100%の「十割(とわり)」を発売している[41]。 このように、一口にそば焼酎と言っても様々なタイプがあるわけだが、この点も他の焼酎と同様である。 栗焼酎[編集]栗の香りとまろやかでほのかな甘みがあるのど越しが特徴。 クリを主原料とする焼酎。1976年、宮崎県延岡市の佐藤焼酎製造場が地元産である栗を原料に用い栗焼酎を発売。その後、愛媛県など各地の栗特産地を中心に作られるようになった。 泡盛[編集]沖縄県特産の蒸留酒である泡盛は米を原料としており、その製法は一般的な焼酎と差異があるものの、税法上は焼酎乙類の範疇に入れられている[1]。 法制上、泡盛自体は日本全国で製造することができるが、「琉球泡盛」という表示は世界貿易機関のTRIPS協定に基づいて沖縄県産の物のみに認められている。 詳細は「泡盛」を参照 ジャガイモ焼酎[編集]サツマイモで作る芋焼酎と比べ癖が少なく飲みやすいものから、独特の青臭い香りの強いものまである。 1979年4月に、北海道斜里郡清里町の清里町焼酎醸造事業所が、日本で最初のジャガイモ焼酎を製造販売した。以後、北海道の多くの焼酎メーカーがジャガイモ焼酎に参入し、近年、北海道ではジャガイモ焼酎の生産が広く行われるようになっている。また、長崎県でも特産品としてジャガイモ焼酎を製造している酒蔵がある。 粕取り焼酎とカストリ[編集]粕取り焼酎[編集]もろみ取り焼酎とは別の製法で、清酒かす(日本酒の酒粕)を蒸留して造られる「粕取り焼酎」と呼ばれる焼酎がある。粕取り焼酎は九州北部を中心に発達し、全国の清酒蔵で製造されている。江戸時代の本草書『本朝食鑑』に、「焼酒は新酒の粕を蒸籠で蒸留して取る」とあるように、清酒が醸造される地域で焼酎といえば粕取り焼酎のことであった。新しくできた酒粕をそのまま蒸留する方法と、籾殻(もみがら)を混ぜて通気性を確保してから蒸留する方法があり、前者は吟醸粕取焼酎、後者を正調粕取焼酎と呼んで区別している[42]。貯蔵した酒粕を蒸留し早苗饗(さなぶり)という田植え後のお祭りで飲んだことから、別名「早苗饗焼酎」とも呼ばれる。蒸留した後の粕は田の肥料として使われていた。 太平洋戦争後、カストリと混同されたこと、独特の香りが時代の嗜好に合わなかったことなどから需要が低迷し粕取り焼酎の製造から撤退する蔵が相次いだ。また、かつては福岡県内を中心に粕取り焼酎専業の蔵も多くあったが、現在では米焼酎の製造を行うなど、専業蔵は消滅している。しかし、昨今の焼酎ブームにより、日本酒製造メーカーが粕取り焼酎に再び進出するケースが増えている[42]。 梅酒をつける際にベースとなるアルコールやみりんの主原料としても使われた他、日本酒の仕上げ工程において中途で発酵を止め、防腐や辛口に仕上げる目的で用いられる柱焼酎として使われる場合も多かった。また、外傷の消毒薬としても用いられた[29]。 カストリ[編集] 密造酒としてのカストリ酒本来の粕取り焼酎とはまったく別な、粗悪焼酎に対する俗称である。 第二次大戦後の社会混乱期、酒不足の世相の中で粗悪な密造焼酎が出回った[43]。原料・出所がまったく不明、甚だしい例では人体に有毒なメチルアルコールを水で薄めたものまで売られる始末で[43]、これら悪酔い確実な代物が俗に「カストリ」と総称された[43]ため、一般にも「カストリ=粗悪な蒸留酒」というイメージが定着した[43]。その影響で、決して粗悪でない本来の粕取り焼酎まで誤解によってイメージダウンした時期がある[43]。ここから派生した戦後の混乱期を象徴する表現として、「カストリ雑誌」という言葉もあった。 本格焼酎[編集]「本格焼酎」とは[編集] 千代香(じょか)。千代香の熱燗は芳醇な味わいが楽しめる戦後1949年の酒税法で「甲類・乙類」の分類呼称が定められたが、通常甲乙の称は等級や順位でも使われる表現であるため、ややもすれば「乙類」が「甲類」に劣ると誤解されかねなかった。これを危惧した江夏順吉(当時の霧島酒造社長)が1957年に九州旧式焼酎協議会において「本格焼酎」という呼称を提唱、1971年(昭和46年)12月10日に「酒税の保全及び酒類業組合等に関する法律施行規則」(昭和28年大蔵省令第11号)が一部改正され「本格しようちゆう」と呼称・表記することが可能となった[11][44]。(2008年12月現在、法令の条文上では「本格しようちゆう」のみが使用されており漢字の「本格焼酎」の登場例はないが、以下業界での慣用に倣って本節では後者を用いる。) しかし、「本格焼酎」の呼称を用いる基準が必ずしも明確でなかったことから議論が生じ、その結果2002年11月1日に前述の省令の一部改正により基準が強化され、以下に掲げるアルコール含有物を蒸留したものでなければ本格焼酎と名乗ることはできなくなった。なお、単に「焼酎乙類」「単式蒸留焼酎」と表示するのであれば材料は制約されない[45]。 穀類又はいも類、これらのこうじ及び水を原料として発酵させたもの 穀類のこうじ及び水を原料として発酵させたもの 清酒かす及び水を原料として発酵させたもの、清酒かす、米、米こうじ及び水を原料として発酵させたもの又は清酒かす 砂糖(政令に掲げるものに限る)、米こうじ及び水を原料として発酵させたもの(黒糖焼酎)。 穀類又はいも類、これらのこうじ、水及び国税庁長官の指定する物品を原料として発酵させたもの(その原料中国税庁長官の指定する物品の重量の合計が穀類及びいも類及びこれらのこうじの重量を超えないものに限る) 本格焼酎ブーム[編集]日本では、2003年頃から焼酎乙類を対象とする「本格焼酎ブーム」が起き、同年には焼酎類全体の出荷量が日本酒の出荷量を約50年ぶりに上回り[46][47]、2004年には売上高もピークを迎えた[47]。ブームに伴って、本格焼酎を専門に扱う焼酎バーも登場している。 ブームの影響によって、材料や製法にこだわった焼酎も盛んに市場へと送り出されていた[46]。鹿児島で本格焼酎は1500円前後の商品が消費の中心であるが[18]、より美味しい焼酎を望むニーズと、作り手のこだわりによって高価格で本格志向である味の焼酎[注釈 4]も登場した。しかし、少なからぬ弊害も生じた。ブームのピーク時には芋焼酎の原料となるサツマイモが市場に不足する深刻な問題が起きたほか[47]、一部銘柄ではプレミアがつき、一本数万円などという値段が付けられるようになり[48]、森伊蔵については偽物が出回る事件にまで発展した[49]。 本格焼酎需要急上昇に伴い、各地で焼酎の生産設備拡充や休止酒造場の再開、新規参入などが図られた。しかし2006年初頭からブームは沈静化しつつあり、例えば帝国データバンク福岡支店は2006年の売上が2年連続で下落したことから焼酎ブームは去ったと分析し、ブームの反動・縮小による焼酎業界への悪影響を懸念しており[47]、日本銀行鹿児島支店が2008年2月に公表した、今回の焼酎ブームについてまとめたリポート[12]では「今回のブームは終焉した」と指摘、「銘柄選別の時代に入った」と結論付けた[50][51]。このような状況であったが一方で麦などから芋などへの素材に対する嗜好の広がりが起こったことにより、帝国データバンク福岡支店によると、焼酎メーカー上位50社の2008年1〜12月の売上高合計は前年比3.8%増の3471億9500万円で、ピークの2004年を上回り、「過去最高」を記録するなどブームの底堅さも見せている[52]。 脚注[編集] |
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かおりの里 2014/1/20 18:25:53
[返信] [編集] 頂き物 芋焼酎 焼酎甲類乙類混和 芋使用割合25% 原材料焼酎甲類70% 焼酎乙類30%(さつまいも、米麹、中国産米、ベトナム産米、タイ産米) 東京産 なんじゃーこりゃ======。 今頂いた。 純米焼酎 原材料 米(国産) 米麹(国産米) 熊本産 |
| Re: アホスレ | |
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本日終了 2014/1/20 16:56:53
[返信] [編集] 餅を拾ってきた。 久々にご馳走。 お湯割り頂きます。 飲んでも飲んでも焼酎が余ってくる。 これじゃアル中になるのも近い。 時間を売れないものか? どっさりあるぞ。 |
| Re: アホスレ | |
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カス 2014/1/20 14:45:52
[返信] [編集] 上の↑ 知恵袋、2チャンネル、mixi等でいきがるネット番長 |
| Re: アホスレ | |
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なんとゆう 2014/1/20 12:27:04
[返信] [編集] もったいないことを。 海に返すなどと。 泳げたいやきくんじゃあるまいし、足だけでどうやって生活するんじゃ。 そういや 俺のじいさんゲソいっぽんしゃぶって酒の肴にしていたな。 3日は持つな。 |
| Re: アホスレ | |
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飢えの方 2014/1/19 23:14:20
[返信] [編集] そんなに硬いなら、うえの方のアホといっしょに、海に戻してやったらどうでしょうか?ゲソもお頭も柔らかくなって、動物愛護のシェパード犬が喜ぶでしょ。 |
| Re: アホスレ | |
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スルメ 2014/1/19 19:30:46
[返信] [編集] オレは若い時代から歯槽膿漏で25歳で歯が抜けたぞ〜 原因は栄養失調と医者が言ってた。 スルメを噛む馬力がない、柔らかい豆腐がいちばんだす。 現在は総入れ歯でカグラです。あぁ堅いーーーーースルメ食べたいぞ。 |
| Re: アホスレ | |
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ところで 2014/1/19 18:58:40
[返信] [編集] 若いうちに硬いものを食べると顎が鍛えられ歯並びがよくなり、脳みそも活性化するらしい。 しかも唾液の分泌がよくなり、口臭予防にもなるらしい。 当然、胃酸の分泌も正常になるし、大腸も活性化する。 しかし スルメゲソは強敵だ。 硬いし、引っ張り強度強すぎ。 歯茎に挟まると痛いのなんのって。 それに比べればオカキなんかは楽勝。 今あるゲソを食べ終わったら考えねばならん。 |
| Re: アホスレ | |
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まあ〜まあ〜 2014/1/19 18:18:22
[返信] [編集] 旦さん、アホ相手にそがいおこらんと。 一杯行きましょう、いっぱい。 今日の肴は旦さんの好きなテッサ。 しかも人の妻(怖いお兄さんの)付き、サービス抜群帰してくれないかもしませんかもカモ。 アホ言いながら楽しく・・へ行きましょう。 |
| Re: アホスレ | |
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うえ 2014/1/19 18:10:30
[返信] [編集] ネット番長 現実世界では引っ込み思案で口数が少ない一方、インターネット上では他人を恐れない過激な意見や罵詈雑言を連発する人物。 小学生以下の場合は、通常ガキ大将と呼ばれる。 |
| Re: アホスレ | |
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ue 2014/1/19 17:51:06
[返信] [編集] のアホ。 なるほどそうかもしれん。 しかし 問題は気が強うかろうと弱かろうと無口だろうと、現実社会ではあまり関係ないのではないのかな? 問題は・・・・・・なのではないのかな。 |
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